参加計10名
ZOOM参加4名(うち大学生3名)、
会場(工房)参加6名(感染対策完備)
コロナ禍の中、会場参加者6名には暖房、窓を開ける、
加湿器、マスク着用、テーブルには透明衝立、アルコール消毒を用意しての開催です。
<植田>
〇気体分子運動のVR表示 気体分子が壁にぶつかる速度を変更すると、
壁には力積ベクトルの大きさが変化して表示されます。
たくさんの分子が不規則な方向に飛び回っていて、
気体の中の分子の様子が可視化されて素晴らしい報告でした。
〇放物線運動のVR表示
VR専用のメガネを着用すると、本当にリアルに仮想現実に入ることができます。
そこは広大な野球場(アメリカの球場かな?)
そのグラウンドで自分が球を投げる(遠投)と
放物線を描いて落下していきます。
手元から指示のキーをさわると鉛直方向の運動や水平方向の運動が
放物線運動と合わせて表示されます。
ストロボ表示なので、水平・鉛直方向の運動を含めて 放物線運動を理解していくことが可能です。
〇ZOOMでアンケート 以上二つのVR教材を紹介してもらったのち
すぐに画面上でアンケートが行われました。
<鶴田>
〇昔懐かし自在鉤 戦後駅前で年末になると
「救世軍」が慈善ナベ運動をしてたことを思い出して
そこに使われていた「自在鉤」を自作して紹介。
農村ではこれを囲炉裏の上に置いたナベをかけていたのです。
しくみは
若い学生さんは「初めて」という声が!
先人の知恵は今日に生きる可能性があるから、後世に伝えたいものですね。
〇ヘロンの空気エンジン
ヘロンが行った蒸気エンジンを空気に換えて楽しい子どものおもちゃにしました。
<金子>高専生
〇振り子時計の製作
高専にはレーザーカッターが用意されていて、
モノづくりが各自行えるようになっています。
「一度時計を作ってみたい」という思いに駆られて、いろいろ調べ挑戦しました。
いろいろ調査して
歯車の設計、歯の形・歯数など幾度となく調整してやっと完成させたのです。
駆動エネルギーはバネではなく、水の入った2Lペットボトルの重力です。
とくに何度か調整が必要だったのは「脱進機」
ZOOMのコメントには次々と意見が寄せられました。
「歯車を自分で作るなんてすごい」
「それがトータルで時計になるなんて、もうびっくり」
「今回振り子の授業を子どもたちに行った後、この金子時計をしょうかしてもらいました」
「よくやったなあ。すごい」
「設計から工作まできるのがすごい」
「これ以外に 作ったものはありますか?」
先日新しい脱進機に変えましたこれなんですが、
さらに正確に時を刻むようになりました。
<鈴木>愛知
〇はかりの重力補正から学びたいこと
最近のはかりの解説書には「重力補正」という項目があって
北海度と沖縄では重力の値が違ってるため、はかりの目盛りを補正する項目があるのです。
理科クラブなどで子どもたちと一緒に
重力の値が地域によって微妙に変化してることを 研究してもいいかと思っています。
ZOOMでのコメント
「日常使うはかりから重力の本質に迫っていて面白い」
「すごいなあ最近のはかりは、はかりに重力補正がついてるって知らなかった」
「鈴木さん、細かいことに興味あるんですね」
「重力加速度の測定値が現在のいろいろな測定に、また機器に必要な時代なんですね」
「重力もここまでやると面白いんですね。これ授業でやってたんですか」
<河原>地学入門講座
今回若い学生さんが3人参加くださっているので、
高校の授業から履修者が減っている地学学習の面白さを伝え、
どのように教材を作っていくかについて講演をお願いしました。
〇磁石で鉱物を調べる 最近では強力ネオジム磁石というものがあって、
河原に子どもたちと磁石をもって出かけていろんな石に磁石を近づけてみると
おもしろい発見があります。
磁鉄鉱を多く含む鉱物ほど磁石によくくっつきます。
黒色の岩石には鉄分(磁鉄鉱)や有機物が多く含まれているので、
磁石に引き付けられやすいです。
小さく軽く強力な磁石を糸で吊るして、岩石の方を近づけるのが良いです。
〇紫外線で鉱物を調べる
最近はLEDの紫外線ランプで良いものが安価に入手できます。
波長365nmで可視光をカットするフィルターが付いたものが良いです。
紫外線(人間の目には感じない光)ランプを当てると、
急に色鮮やかな発色をする岩石があります。
まっ白な石がピンク色に染まる様は感動ものです。
(写真新聞紙の上には紫外線ランプの紫色が反射して見えてます)
ほかにもいろいろな色に発色する岩石があります。
〇岩石プレパラート(又は岩石薄片)を自作する
必要な工具は石切カッターとグラインダー
(ホームセンターで数百円程度でこれらの道具を借り入れることができます)
まずカッターで岩石をうすく切断します。
かなり薄くなったらプレパラートに金属ボンドで接着させ
サンドペーパーで丁寧にこすってさらに薄くしていきます。
→2~3mmまではグラインダーで薄くし、
その後は片面だけ耐水サンドペーパーで磨きます。
最初は粗いペーパー(120番くらい)で平らにし、
次に400番で120番のすり傷を落とし、
さらに1500番で400番の傷を落とします。
これで片面がピカピカになります。
このピカピカの面を クイックボンド(5分硬化型の2液混合のボンド)で
スライドグラスに接着します。
サンドペーパーで丁寧にこすってさらに薄くしていきます。
耐水サンドペーパーは水研ぎの要領で使います。
少量の水をペーパーに垂らしてその上で薄片を研磨します。
どんどん薄くなって最後には表面がつるつるになります。
ここまでくればしめたものです。
いよいよ偏光板を通して顕微鏡でのぞいてみますが、
この場合偏光板を通した光を使います。
光源にはかなり明るい光を用意してください。
観察用虫眼鏡で見るかスマホのカメラを通してみるといいです。
岩石とは思えない結晶した鉱物たちの姿を見ることができます。
この画像を高校生たちが丁寧にスケッチしてくれたものがあります。
素晴らしいレポートに仕上がっています。
〇火打石で火をおこす
小学生から楽しめる教材です。
ポイントは二つ,「火打ち金」「ほくち(火口)」です。
売られている火打ち金より自作の方がいいと思います。
金属のこぎりを切断し(折る)二枚重ねを板にはさみます。
「ほくち」は金属の火花から火を得るためのもので、ティッシュペーパーを蒸し焼きにします。
火の用心のために 金属の板の上で実験します。
「ほくち」に火が付くと消えませんので、
消したいときは金属に押し付けるか アルミホイルで包みます。
これで完全に消火できます。
ZOOMに書かれたコメントは
「昔、くわで土を掘るとき石に当たり火花が出ました」
「最後の生徒さんの感想観察結果を見せていただいて、感動ですね」
「高校生がここまでやってるんだ」
「先ほどのライト?照明器具は何で検索すれば出てきますか」
「これを経験した高校生は岩石に大きな興味をもったに違いない」
「上に貼った用紙?は、何を利用しましたか?」
「標本を購入したら一枚4000円」
「自分で作るのも大変やー、 一度子どもたちと挑戦しようかな」
「安山岩がいい」
「鉄平石は安山岩」
「岩石をうすく割る方法・・」
「ホームセンターで借りればいい」
「照明は1W・LEDの上に光拡散プレートを置けばいいかな」
<赤嶺>
〇神戸高校地学湿標本データベース
毎回データベースがよくなってるのをここで報告させていただいてるが、
今回は標本が置かれている戸棚の表示が完成したことです。
戸棚の番号を検索すると、
戸棚のどこの位置に何が置かれているのかがわかるようになり
かつそれをクリックすると標本の写真が見られるようになりました。
〇沼沢・金生水・湿性植物群落観察会11月より
紹介されt植物は
ヤマラッキョウ、ニッポンイヌノヒゲ、ツタ、
ホソバリンドウ、ツリガネニンジン、クサギ、ミゾソバ、
ボントクタデ、ウメモドキ、アカネ、 順に写真を紹介します
〇植物の生活形
植物の形態や構造、習性などから類型化したものを生活形といいます。
●地上植物
●地表植物
●半地中植物
●地中植物
●水生植物
●一年生植物です。
<伊藤>
〇科教協WEB全国研究会参加報告(物理分科会)26人参加
●高校基礎物理エネルギー学習:報告埼玉:大栗
”あるエネルギーがなくなれば、同時にほかのエネルギーが同じだけほかのエネルギーになっている”
”導入こそ【仕事】を使わないといけないけど、できるだけ早いうちに
【仕事】を離れエネルギーからエネルギー(熱エネルギーも含めて)に移り変わるという
思考に移っていきたい。
●私は、エネルギー保存則をしっかりと中心に据えた考え方でいいと思いました。
〇小学生に加速度を教える講座プラン
参考:https://livedoor.blogcms.jp/blog/scdaikoku-scdaikoku/article/edit?id=52130797
車社会の中で子どもたちは自動車に乗ってあちこちに出かけています。
そこで感じることは等速ではなく、絶えず速度が変化する加速度運動です。
今回加速度計をつくる工作講座から加速度の可視化にトライしました。
この加速度計をもって歩いてもらうと加速と減速が交互に来ます。
最後の工作はエアースライダーを作って
モノはいつまでも速度を保持しようとする性質があって シートベルトの大事さを強調しました。
以上
10:00-15:00
会場(工房)参加6名(感染対策完備)
コロナ禍の中、会場参加者6名には暖房、窓を開ける、
加湿器、マスク着用、テーブルには透明衝立、アルコール消毒を用意しての開催です。
<植田>
〇気体分子運動のVR表示 気体分子が壁にぶつかる速度を変更すると、
壁には力積ベクトルの大きさが変化して表示されます。
たくさんの分子が不規則な方向に飛び回っていて、
気体の中の分子の様子が可視化されて素晴らしい報告でした。
〇放物線運動のVR表示
VR専用のメガネを着用すると、本当にリアルに仮想現実に入ることができます。
そこは広大な野球場(アメリカの球場かな?)
そのグラウンドで自分が球を投げる(遠投)と
放物線を描いて落下していきます。
手元から指示のキーをさわると鉛直方向の運動や水平方向の運動が
放物線運動と合わせて表示されます。
ストロボ表示なので、水平・鉛直方向の運動を含めて 放物線運動を理解していくことが可能です。
〇ZOOMでアンケート 以上二つのVR教材を紹介してもらったのち
すぐに画面上でアンケートが行われました。
<鶴田>
〇昔懐かし自在鉤 戦後駅前で年末になると
「救世軍」が慈善ナベ運動をしてたことを思い出して
そこに使われていた「自在鉤」を自作して紹介。
農村ではこれを囲炉裏の上に置いたナベをかけていたのです。
しくみは
若い学生さんは「初めて」という声が!
先人の知恵は今日に生きる可能性があるから、後世に伝えたいものですね。
〇ヘロンの空気エンジン
ヘロンが行った蒸気エンジンを空気に換えて楽しい子どものおもちゃにしました。
<金子>高専生
〇振り子時計の製作
高専にはレーザーカッターが用意されていて、
モノづくりが各自行えるようになっています。
「一度時計を作ってみたい」という思いに駆られて、いろいろ調べ挑戦しました。
いろいろ調査して
歯車の設計、歯の形・歯数など幾度となく調整してやっと完成させたのです。
駆動エネルギーはバネではなく、水の入った2Lペットボトルの重力です。
とくに何度か調整が必要だったのは「脱進機」
ZOOMのコメントには次々と意見が寄せられました。
「歯車を自分で作るなんてすごい」
「それがトータルで時計になるなんて、もうびっくり」
「今回振り子の授業を子どもたちに行った後、この金子時計をしょうかしてもらいました」
「よくやったなあ。すごい」
「設計から工作まできるのがすごい」
「これ以外に 作ったものはありますか?」
先日新しい脱進機に変えましたこれなんですが、
さらに正確に時を刻むようになりました。
<鈴木>愛知
〇はかりの重力補正から学びたいこと
最近のはかりの解説書には「重力補正」という項目があって
北海度と沖縄では重力の値が違ってるため、はかりの目盛りを補正する項目があるのです。
理科クラブなどで子どもたちと一緒に
重力の値が地域によって微妙に変化してることを 研究してもいいかと思っています。
ZOOMでのコメント
「日常使うはかりから重力の本質に迫っていて面白い」
「すごいなあ最近のはかりは、はかりに重力補正がついてるって知らなかった」
「鈴木さん、細かいことに興味あるんですね」
「重力加速度の測定値が現在のいろいろな測定に、また機器に必要な時代なんですね」
「重力もここまでやると面白いんですね。これ授業でやってたんですか」
<河原>地学入門講座
今回若い学生さんが3人参加くださっているので、
高校の授業から履修者が減っている地学学習の面白さを伝え、
どのように教材を作っていくかについて講演をお願いしました。
〇磁石で鉱物を調べる 最近では強力ネオジム磁石というものがあって、
河原に子どもたちと磁石をもって出かけていろんな石に磁石を近づけてみると
おもしろい発見があります。
磁鉄鉱を多く含む鉱物ほど磁石によくくっつきます。
黒色の岩石には鉄分(磁鉄鉱)や有機物が多く含まれているので、
磁石に引き付けられやすいです。
小さく軽く強力な磁石を糸で吊るして、岩石の方を近づけるのが良いです。
〇紫外線で鉱物を調べる
最近はLEDの紫外線ランプで良いものが安価に入手できます。
波長365nmで可視光をカットするフィルターが付いたものが良いです。
紫外線(人間の目には感じない光)ランプを当てると、
急に色鮮やかな発色をする岩石があります。
まっ白な石がピンク色に染まる様は感動ものです。
(写真新聞紙の上には紫外線ランプの紫色が反射して見えてます)
ほかにもいろいろな色に発色する岩石があります。
〇岩石プレパラート(又は岩石薄片)を自作する
必要な工具は石切カッターとグラインダー
(ホームセンターで数百円程度でこれらの道具を借り入れることができます)
まずカッターで岩石をうすく切断します。
かなり薄くなったらプレパラートに金属ボンドで接着させ
サンドペーパーで丁寧にこすってさらに薄くしていきます。
→2~3mmまではグラインダーで薄くし、
その後は片面だけ耐水サンドペーパーで磨きます。
最初は粗いペーパー(120番くらい)で平らにし、
次に400番で120番のすり傷を落とし、
さらに1500番で400番の傷を落とします。
これで片面がピカピカになります。
このピカピカの面を クイックボンド(5分硬化型の2液混合のボンド)で
スライドグラスに接着します。
サンドペーパーで丁寧にこすってさらに薄くしていきます。
耐水サンドペーパーは水研ぎの要領で使います。
少量の水をペーパーに垂らしてその上で薄片を研磨します。
どんどん薄くなって最後には表面がつるつるになります。
ここまでくればしめたものです。
いよいよ偏光板を通して顕微鏡でのぞいてみますが、
この場合偏光板を通した光を使います。
光源にはかなり明るい光を用意してください。
観察用虫眼鏡で見るかスマホのカメラを通してみるといいです。
岩石とは思えない結晶した鉱物たちの姿を見ることができます。
この画像を高校生たちが丁寧にスケッチしてくれたものがあります。
素晴らしいレポートに仕上がっています。
〇火打石で火をおこす
小学生から楽しめる教材です。
ポイントは二つ,「火打ち金」「ほくち(火口)」です。
売られている火打ち金より自作の方がいいと思います。
金属のこぎりを切断し(折る)二枚重ねを板にはさみます。
「ほくち」は金属の火花から火を得るためのもので、ティッシュペーパーを蒸し焼きにします。
火の用心のために 金属の板の上で実験します。
「ほくち」に火が付くと消えませんので、
消したいときは金属に押し付けるか アルミホイルで包みます。
これで完全に消火できます。
ZOOMに書かれたコメントは
「昔、くわで土を掘るとき石に当たり火花が出ました」
「最後の生徒さんの感想観察結果を見せていただいて、感動ですね」
「高校生がここまでやってるんだ」
「先ほどのライト?照明器具は何で検索すれば出てきますか」
「これを経験した高校生は岩石に大きな興味をもったに違いない」
「上に貼った用紙?は、何を利用しましたか?」
「標本を購入したら一枚4000円」
「自分で作るのも大変やー、 一度子どもたちと挑戦しようかな」
「安山岩がいい」
「鉄平石は安山岩」
「岩石をうすく割る方法・・」
「ホームセンターで借りればいい」
「照明は1W・LEDの上に光拡散プレートを置けばいいかな」
<赤嶺>
〇神戸高校地学湿標本データベース
毎回データベースがよくなってるのをここで報告させていただいてるが、
今回は標本が置かれている戸棚の表示が完成したことです。
戸棚の番号を検索すると、
戸棚のどこの位置に何が置かれているのかがわかるようになり
かつそれをクリックすると標本の写真が見られるようになりました。
〇沼沢・金生水・湿性植物群落観察会11月より
紹介されt植物は
ヤマラッキョウ、ニッポンイヌノヒゲ、ツタ、
ホソバリンドウ、ツリガネニンジン、クサギ、ミゾソバ、
ボントクタデ、ウメモドキ、アカネ、 順に写真を紹介します
〇植物の生活形
植物の形態や構造、習性などから類型化したものを生活形といいます。
●地上植物
●地表植物
●半地中植物
●地中植物
●水生植物
●一年生植物です。
<伊藤>
〇科教協WEB全国研究会参加報告(物理分科会)26人参加
●高校基礎物理エネルギー学習:報告埼玉:大栗
”あるエネルギーがなくなれば、同時にほかのエネルギーが同じだけほかのエネルギーになっている”
”導入こそ【仕事】を使わないといけないけど、できるだけ早いうちに
【仕事】を離れエネルギーからエネルギー(熱エネルギーも含めて)に移り変わるという
思考に移っていきたい。
●私は、エネルギー保存則をしっかりと中心に据えた考え方でいいと思いました。
〇小学生に加速度を教える講座プラン
参考:https://livedoor.blogcms.jp/blog/scdaikoku-scdaikoku/article/edit?id=52130797
車社会の中で子どもたちは自動車に乗ってあちこちに出かけています。
そこで感じることは等速ではなく、絶えず速度が変化する加速度運動です。
今回加速度計をつくる工作講座から加速度の可視化にトライしました。
この加速度計をもって歩いてもらうと加速と減速が交互に来ます。
最後の工作はエアースライダーを作って
モノはいつまでも速度を保持しようとする性質があって シートベルトの大事さを強調しました。
以上
10:00-15:00