科学サークル大黒屋 その2

三重県理科の教科研究や地域での科学ボランティアを行うサークルです。科学教育協議会会員が中心となって会を運営しています。教科研究、実験工作交換会、理科の出張授業、地域工作教室など「何でもやってみよう」の精神で活動しています。現在大黒屋は「県生涯学習センター」など各地公民館でサイエンス講座をしています。ホームページはここ!http://www.mecha.ne.jp/~hitoshijin/ 質問,連絡は sci.daikokuya■gmail.com まで(メールの際は■を@に置き換えてください)

カテゴリ: 数学

クリスマス前の講座なので、LEDを使ってクリスマスイルミネーション工作でした。 IMG_9100
講座は二つのテーマを持っています。
一つは四角錐を学ぶこと。
二つにはLEDの並列接続を学ぶことです。

その一、四角錐
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底(底面)が三角で上の一点(頂点)でむすばってる立体が三角錐
底が円で上の一点でむすばってる立体が円錐
底が四角で上の一点で蒸す場ってるのが四角錐
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「今回は自分で四角錐を作ってもらいます」
「四角錐って初めて聞いた」
「じゃ二本の緑針金を上の一点(頂点)で結んでね」 IMG_9085
緑の針金はあらかじめ板に差し込んでおいて、頂点をそれぞれで結んでもらいました。
型紙に合わせて、4枚の三角形をトレース紙から切り取り、 IMG_8916s
両面テープで緑の三角形にトレース紙四枚を貼り付けます。
ぎこちない子もいましたが、
全員四角錐を完成させました。

その二、並列接続
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「横一列に並ぶことを並列というよ」
”人間の場合”
”電池の場合”
”LEDの場合”を
黒板に図示してまず並列接続を軽く認識してもらいます。
次はブレッドボードに6個のLED(自由に選ぶことができる)を用意してIMG_9084
電池を用意するときには、
「この単三二個の電池は直列(縦つなぎ)で3Vになるね」
と念押しをして
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並列接続を実感してもらいました。
(ぜんぶのLEDが点灯すれば成功)
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各人違った色合いでLEDがうまく点灯しました。 IMG_9093
これをブレッドボード左右上下6個を全面にLEDを配置するようにお願しました。
見本を見せて
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「上からプラスが下りてきて、下からマイナスが上がっていくんだけど、
  溝があれば橋(ブリッジ)をかけてLEDに電圧が届くようにするんだね」
「ただしLEDがブレッドボードの真ん中に置かれた場合(〇で囲まれたところ)は
  LEDの足を同じ楯列につないじゃだめだよ、LEDを横置きにしてプラスのラインと
  マイナスのラインが違う列になるようにしてね」
「先生のチェックを受けないで電池のスイッチを入れないでよ」 IMG_9096
と念押しをしてやってもらいました。
みんな「見本」や「お隣さんの」を見ながら必死でした。
私がチェックすると、
列を間違えたり、
電源の場所が違ったり、
ブリッジの差し込みが短く悪かったりしました。
でも全員がLED6個の並列接続を完成させました。

最後に部屋の電気を消して
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「メリークリスマス」

2時間

ラズベリーパイ(ラズパイ)はマイクロビットより値段が高いです。
しかし普通のパソコンとまったく同じ内容のことが行える小さなパソコンと考えていいのです。
インターネットやメールはもちろん文書作成や表計算なども行うことができます。
(しかしウインドウで使えるソフトがそのまま使えるというわけではありません)
このラズパイの中にインストールされているネコちゃんマークの「スクラッチ2」を使って今回はプログラミング入門講座の報告です。


20名足らずの子供たちが集まりました。
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すぐにプログラミングの作業が始められるように「スクラッチ2」のプログラムは開いておきました。
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最初の作業はネコちゃんの鳴き声をいっかいだしてみるという簡単なプログラム。
「にゃーお」と一回泣きました。「次は何度かなかせてみよう」
ところがまるで一回の鳴き声のように聞こえます。
そこでコンピューターがやってくれる”お仕事”を簡単に説明しました。
1、同じ作業を苦も無くやってくれる
2、作業が早くって、一回目から二回目への時間が早すぎて人間にはわからないから、人間がわかるようにコントロールしてやる必要がある
「”時間100秒待つ”って入れてみて」教室に「にゃーお」が何度も鳴り響きました。
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次は音楽を奏でるプログラムへ
「ブロック・音楽」の中から引きだされるピアノの鍵盤を出してドレミファソを設定できるのです。
それぞれ子供たちは短いメロディをプログラムで演奏させてみました。
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三つ目の作業はお絵かき(図形作成)プログラムでした。
正方形、正三角形を画面上に各プログラム。
長さを決め、一本一本角度を指定して作図していきます。
正三角形は角度をうまく決めないと元に戻れないことに!
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悪戦苦闘するグループもあれば、難なくできあげてさらに自由な発想で作図を楽しむグループも・・
休憩後、各グループが楽しんで作り上げた図形をほかの班の子たちに見せあいっこする時間をとって、作図プログラミングを終了しました。
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感想は
「とっても楽しかった」
「家であってみたい」
「自分もコンピューターを買いたい」
「図形が面白かった」
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2時間弱
講座担当:加藤

インフルエンザが流行っていて、学級閉鎖や休校が行われてるさなかの講座でしたから、ウイルスに対する抗体を作って防御する仕組みについて簡単に説明してからプログラミング講座に入りました。
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イギリスでは小中学生に配布されていると聞いている代物です。
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今回は二人で一台配布しました。
これはインターネット上でプログラミングして、できあがったプログラムをネット上から自分のパソコンにダウンロードして、それを自分のマイクロビットにプログラムを転送して実行可能となる仕組みを絵にして説明し、その過程を一台のパソコンで実際に見せてから、プログラミングを始めてもらいました。
今回のプログラミングのテーマはマイクロビットに実装されているブルーティース(電波)という通信手段を使って、送信者と受信者に分かれてプログラミングするという企画でした。
マイクロビットを使うのは今回が二度目になりまが、一度目の講座から数か月経過しているため、初心者同様の子供が大半でした。
(前回の講座から自分で購入した子が一人、どこかのイベント講座でプログラミングを経験したことがある子が二人)
数行で完成するプログラムですが、英語バージョンを日本語バージョンに変え、さらにどこからか希望のブロック(命令文)を探してもらうという手法で行いました。
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送信者の番号を推量して、うまく当たった組は、受信に成功して、マイクロビット上にハート形などのもようが現れば成功です。
なかなか相手が見つからず・・・「あっ受信できた」
「先生、できたよー、ほら斜めの線が現れたもん」「送信したのは僕だよ」と離れたところから声がかかりました。
全員がうまく送受信できなかったので、再度やることにして
次は二進数の実験をして、コンピューターが10進数を扱えない「おバカさん」だというお話をしました。
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実験はRGBKEDを使いました。三つのスイッチがあって、赤・緑・青の光の三原色で何通りの色が出せるのか検証してもらいました。
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1.5時間

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