科学サークル大黒屋 その2

三重県理科の教科研究や地域での科学ボランティアを行うサークルです。科学教育協議会会員が中心となって会を運営しています。教科研究、実験工作交換会、理科の出張授業、地域工作教室など「何でもやってみよう」の精神で活動しています。現在大黒屋は「県生涯学習センター」など各地公民館でサイエンス講座をしています。ホームページはここ!http://www.mecha.ne.jp/~hitoshijin/ 質問,連絡は sci.daikokuya■gmail.com まで(メールの際は■を@に置き換えてください)

カテゴリ: 科学工作

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春が急にやってきた。
あまりにも急なので「鈴鹿桜の森」の桜はまだまだ。
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4月30日(土)はこの公園で「春祭り」
私たち「科学サークル大黒屋」はブースを出して
「虹色のぞきメガネ」(60個)を子供たちに差し上げました。
鶴田・伊藤・近藤と
鈴鹿医療大学のS君もお手伝いしてくれて
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「工作やってるうちにだんだんうまくできるようになってきた!」、
やってきた子どもはメガネを覗いて
「わー!きれい!虹だー」と
歓声を上げてました。

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公園広場で子ども達が参加していた凧あげを見ながら
「ああ戦時中、全国から集まった特攻隊訓練生も
ここでトンボと呼ばれた練習機に乗って飛んでたんだ」と
学生さんとお話ししながら・・・!

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赤嶺さんは園内の公園から
日本タンポポ、西洋タンポポ、シロバナタンポポを示して
皆さんに詳しく説明してくれました。

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春祭り:鈴鹿市戦争遺跡を守り・平和利用する会主催

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40人学級を10グループに分けて、11セットの実験工作第2弾。
テーマは運動量・力積・単振動と超音波。

運動量保存則実験・その1
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運動量保存則実験 その2
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運動量保存則その3
気体滑滑運動
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運動量保存則その4
すっ飛び野郎ボール
黄色のスーパーボールから上に行くにしたがって
ボールの質量が小さくなっています。
床面に黄色のボールが落ちるように落下させると
円弧型の金属フレーム内で次々と衝突が起こり
最後の緑の小球が金属フレーム内から飛び出して
天井以上に高く飛びあがる
おもしろい実験器です。
すっとび運動量9s


力積実験 その1 吹き矢工作
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力積実験 その2 バットと金属球衝突時間
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力積実験 その3 金属球と金属球の衝突時間
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反発(はね返り)係数を求める実験
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円運動と単振動 ガリガリ君工作

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単振子の周期
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弦の定常波
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動画


超音波実験 その1
超音波スピーカー
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その2
超音波の定常波
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その3
超音波距離計
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モーメントを楽しく学ぼうということで
4段のモビールを使った9項目の質問実験でした。
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どこかにおもりをかけると4段のモーメントのどこか(A~D)が崩れます。
さて質問をよく聞いて考えましょう。
(以下動画はすべての質問から一部カットしています)



小学生から高校生まで楽しくバランスを学ぶことができました。

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ミッキーをどこかにかけて、まったくバランスが崩れないようにするには?
そうですこの場所しかないかな?
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Cの緑のボールとピンクのスーパーボールのどちらが重いでしょうか?
ためしてみると
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Cのそれぞれの腕の長さから考えるといいですね。
配布した質問プリント。

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この間途絶えていたアイデア楽工の講座を再開することとなった。

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小学校低学年のため、講座を三部構成としました。

この度平田町に新たな教室を開いため、お祝いの花が飾られていました。
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1.ガリガリ君工作
材料は、割りばしとつまようじと太めのエナメル線
つまようじやエナメル線を留めるのは接着剤を使わずセロテープで行う作業としました。
本体が出来上がったら、羽根をつくる作業に入った。
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羽根づくりのポンとは
①プラスティックの羽根にする
②穴あけは一穴パンチを使っておこなうと回転が良くなる
子ども達は簡単に仕上げて、
いとも簡単に羽根を左右方向に回転させて「びっくり!すごい!」
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「天才だ!」と大いに褒めたのです。

「どうして電池を使わないのにくるくると回転するのかな?」
「まさつでんき」
「なるほど、割りばしをこすると電気が起きるんだね」
「でもね割りばしってまさつ電気が起きにくいんだね」
............
そこで用意した実験!
上下に運動する黄色のボールは横から見ると
円の運動なんだね。
キット上下に箸が揺れると回転する運動になるのかな?



2.からくり人形
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学研発売「大人の科学」(からくり段返り人形)

床から数えて五段の階段を赤い服を着た人形が回転しながら降りていくのです。
もちろん大人も子供もこの”からくり”に感心して見とれてしまいます。
「どうして人形が電池を使わないのに上から下にうまく下りていくのかな?」
「振動?」
「おもり?」
「じゃ人形の頭をとって中身を見てみよう!」
出てきたのは三顧の金属ボール
「そうだねおもりが中に入っていて、高いところから下に降りていくエネルギーになってるんだね」
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3.お花の観察
用意したお花と顕微鏡(拡大鏡)
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まず拡大鏡の使い方から
「目にレンズをあてて、手で持ったお花をだんだんとレンズに近づけてね」
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さらにWIFImicroscopeを使って花の構造も見てもらいました。
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実験工作内容(案) 講座担当:伊藤・田畑

・雷とあなたが感じた静電気について話し合い

・簡単にプリントの説明

・チェッカー三台+αでプラスとマイナスの電気を確かめ帯電列を実感

・缶転がし

・水の曲がり実験

・”まっ白シロスケ”君製作

・静電コップ(ライデン瓶)製作

・電気クラゲ製作

・静電振り子製作

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講座が始まるまでに配られた長風船を頭でこすって
髪の毛を逆立てていました。
講座開始前から、子供たち(参加者4-6年生25名)は静電気で遊んでいます。
子どもは静電気が好きなのかな?
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9:30講座開始(11:30終了)
静電気をいままでどんなところで感じましたか?
出るわ!でるわ!
「シャツを脱いだ時」、「ドアのノブにさわった時」、「下敷きを頭でこすったとき」・・・
家庭に来てる電気はエアコンや洗濯機を動かすことができるから
「動」電気といっていいかもね。
モノとモノがこすれあってできる静電気の「静」は
家庭の電気製品を動かすことができないということかな
ふつう、静電気は危険なことはないけど
同じ摩擦でできた雷だけは危険だよ。
雷は(静電気も)とがったものや金属が大好きだから
雷が近づいけ来たら体につけてる金属をはずすんだね。
近くにとがった避雷針があればそっちに雷はとんでいくよ。

お父さんが車にガソリンを入れるとき
何か黒いものにさわるよね
あれは体にたまった静電気を洗い流すためなんだね
そう、あの黒いものは地球につながってて、
大きな地球へ電気は流れていってしまうから
地球にさわるから「アース=地球」(接地=接地球)するっていうんだね
これしないと静電気の放電がガソリンに引火して危険なんだよ
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電気が空気中を飛ぶとき光と音が出るんだね
そうそう雷の光と音もそうだね
磁石にN極とS極があるように電気には?
そうそう!プラスとマイナスがあるね。
残念ながらプラスとマイナスの
電気は見えないから、今日はこの静電気チェッカーを使います。
(子ども25人もいるのでチェッカー二台を
愛知の田中先生からお借りしました)
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ほら、アクリルをこすると赤いLEDがついて
プラスに帯電してることが分かる。
電気が帯電してないときは白いLEDがついて
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エボナイトをこすると青いLEDがついて
マイナスに帯電してることが分かるのです。
この後の工作でも子どもたちは
「ほらほらこんなに遠くからでもマイナスの電気がついてる」
などと、静電気の存在をその都度確認していました。
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フーセンを帯電させて、床や机の上に置いた空き缶に近づけると
おー、缶が転がりながらフーセンについてくる。
「めっちゃ速ーい」

金属缶のマイナス電気の粒が反対側によってしまって
プラスとマイナスで引っ張られてるんだね。
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金属じゃない水も静電気の影響を受けるよ
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工作その1「真っ白シロスケ君」

コップの中の白いスチロール球はプラス
コップはマイナスだから
スチロール球はしりぞけあってて
コップと白い球はくっついてるね
長いフーセンはマイナスで、白い球を引っ張るんだね
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工作その2「電気クラゲ」製作

クラゲ(荷造り用テープ)が浮いてるってことは
同じ電気がクラゲとフーセンにたまってて
しりぞけあってるね
検電器ではフーセンはマイナスだから
クラゲもマイナスだね
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うまく浮かばない子はクラゲもフーセンも
アクリル板の上でしっかりこすってね
クラゲの細い一本一本にそれぞれマイナスがたまってて
クラゲが広がって見えるね。
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工作3 電気をためるコップ製作
印刷された型紙に合わせて、二枚のアルミホイルを切り取ります。
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アルミホイルを二つのコップの外側にセロテープでとめて
二つのコップを重ね
中のコップにまかれてるアルミから、アルミの帯を出して
その帯にフーセンにたまった静電気を放電させます。
帯がピクピクと動いたり音がすれば放電の証拠です。
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電気は内側のアルミ箔と外側のアルミ箔に
プラスとマイナスがそれぞれたまっていきます。
この時フーセンをアルミ帯にさわらないように
帯の近くを何度もフーセンを動かして電気を放電させます。
その後左手で缶外側のアルミをもって、右手指で
帯をさわると「ビリッ」ときます。

工作4 電気振り子の製作
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「電気振り子」の”かんたん作り方”は次の動画からわかります。
(画面左・静電チェッカーのLEDが青になってるからマイナス電気発生)
これで工作と実験終了です。
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(GAKKEN大人の科学Vol22ふろく工作:火花が出ます)
最後に鎖国してた江戸時代に
かろうじて外国の文化が入ってきていた長崎から
世界の文化・科学が日本にもたらされました。
平賀源内は「エレキテル」を作って
大阪の人々に静電気を感じさせ驚かせたそうです。
皆さんも積極的に科学を学んでみましょう。
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2時間

感想文(代表)
6年Iさん
一番面白かったことは電気クラゲを飛ばしたことです。
発見したことは、静電気はバチッとして
イヤだけじゃなく使ってみると面白いことです。
静電気を使っていろんな実験をして、
これまではバチッとしてイヤなイメージが強かったけど、
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使ってみると水がフーセンによってきたり、
電気クラゲがとばせたり、
とても面白いことが分かりました。
今回はこれまで知らなかったような静電気についての知識
(プラスとマイナスがあることや、
雷も静電気で金属やとがったものが好きなど)が
知れてとてもためになりました。

当日配布したプリント1枚
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参考:今回使用した静電チェッカー二種
田中さんからお借りした上記静電チェッカー以外に
この二種類の静電チェッカー4個を追加して
各テーブルで使ってもらいました。
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左の静電チェッカーはプラスの電荷を受けると赤LEDが点灯
またはさらに赤色が明るさを増します。
マイナスの電荷を受けるとLEDが点灯しません。
右の静電チェッカーは、
(参考:https://www.toray-sf.or.jp/awards/education/pdf/h28_02.pdf)
プラス電荷とマイナス電荷の存在を
それぞれ赤と緑のLEDの点灯で知らせてくれます。
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近くのお百姓さんから苗を少しいただいて
自宅の庭にある小さな池(昔の火鉢)に浸して育てました。

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一本の稲をみてみると

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小さなひげ根と葉っぱが出ていました。
葉っぱの葉脈は網目状ではなく平行に走っていて
端子葉植物なのでアサガオのように双葉じゃなく一枚の葉が種から出るのですね。
それで葉脈も平行になってるんです。
植木鉢に苗を少し入れて、肥料を入れ池に沈めました。
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少しづつですが成長して秋には米が実りました。
池から植木鉢を出して眺めるとなんだかうれしくなって!

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イネを土から出してきれいに洗いました。
ひげ根はなくなって、太めの根がいっぱい栄養分を吸収していたのでしょう。
ほかの植物と違って、イネは実った実を下に落とさないんですね。
人間が実を下に落とさないように改良して
うまく人間様が食べてるというわけなんです。
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根っこは植木鉢の中でしたが、しっかりと鉢の中に
広がっていました。
水洗いして根の数を数えようとしましたが・・・
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近くの田んぼでは稲刈りが始まってました。

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昔は家族親戚総出で田植えや稲刈りをしていましたが
今は一台の機械が台風で倒れた稲でもきれいに起こし
刈り取った稲を脱穀して、上の写真・白い筒からもみだけを
近くにとめてある軽四輪車に吐き出してくれるのです。
三重県紀和町の丸山千枚田を紹介して
今年の稲刈りの写真を見てもらいました。
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丸山千枚田は世界遺産登録
参考:http://kumano-kankou.com/?p=61
イネの一生の参考本はこれ
子どもたちに
イネの話をするのは
この絵本を読み聞かせしました。

9784251033260
矢守登著・あかね書房
おすすめです。

稲わら工作紹介
稲刈り機がいなわらを残さず細かくしてしまうので、 最近稲わらが少なくなってしまいました。 そこで稲わらの代わりに太さの違うストローで 同じようなおもちゃを作ることができます。 イネを学びたいときには本物の稲わらと見比べて 昔おもちゃを学んでほしいと思います。

小学生24人、1-6年生でした。
スタートはヤジロベイ 「5cm発泡スチロール球」(4個110円)と
「竹串」(110円)と「つまようじ」、
「スーパーボール小」(10個110円)を使います。
多くのスチロール球はつまようじが入るくらいの小さな穴が開いています。
その穴につまようじを先がとがったほうが外側になるようにさしこんで
スチロール球にマーカーで顔を描きます。 IMG_0146q
竹串に前もって2.5mmの穴をあけておいたスーパーボールをさしこみ
とがったほうの反対側までねじるようにして、
ボールを移動させ二本つくります。
あとは簡単、
スーパーボールのついた竹串の違ったほうをスチロール球に差し込んで 出来上がり。
あっという間に全員が完成しました。
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細い鉛筆の芯の先やハサミの刃の上にもヤジロベイは安定して留まります。 IMG_0148d

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サーカスで少女が長い棒をもって綱渡りする話をしておしまい。

二つ目の工作はCDゴマ
スタッフのお二人に手伝ってもらいながら進めました。
どのようにCDに絵を書いたら効果的なのかを紹介して
ホットボンド三台でスムースに進めます。
四人で一組ずつ着席してるので、
お絵描きを中断させて一班ずつ前に出て
CDにビー玉とキャップをホットボンドで接着して出来上がりです。 IMG_0154z
コマ回し大会を開催するので練習してもらいます。
コマ回し大会 よーいスタートで自分の机上でコマを回します。
一回でも失敗したらおしまい。
やり直しはききません。
コマがまわてる間手を挙げたままにしてもらいます。 IMG_0153x
一番長く回った子は82秒!
賞品は回折格子眼鏡を差し上げました。
競技大会を終えてサイエンス講座最後の実験へ

まず一つ目に実験は回ってるコマをストロボで観察すること

二つ目の実験は自転車の車輪を使った実験
コマが回ってないときにはおとなしい性格なんだけどね
コマが回ってるときは「いやだいやだ君」の性格になっちゃうんだね!
お母さんが「ゲームやめて」というと「いやだ」
お母さんが「お振り入って」というと「いやだ」
そんな性格を回ってるコマが持ってるんだね。



1.5時間

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初めてのサーボなので、45度、90度、135度、180度そして0度に戻るプログラムです。
とっても簡単なので、
まずサーボがどのように使われているのかをみてから 意欲を引き出す作戦です。
1.天狗ロボ 二個のサーボで頭の板を動かし、目玉のLEDを上下させています。
2.ステッピングモータで音楽を奏でます。
「上を向いて歩こう」だけが全員知ってる曲でした。
小5の子は「花は咲く」を知りませんでした。
3.高専の金子君が製作した「スチロールレンガ集めロボット」
の なかからサーボを紹介してもらいました。
①このサーボで左右の板ABでスチロールレンガを挟んで持ち上げます。 IMG_9919

②このサーボは集めたレンガをまとめて後方に送るもの。アームがついています。 IMG_9922

③これもスチロールレンガをしっかりと挟む動作をおこないます IMG_9924

④サーボによって荷物が直線状を動いて格納庫にまとまられる。 IMG_9925
このシステムは工場で製品の搬入整理格納で多用されています。

⑤サーボによってゴム製キャタピラーが回転するもの IMG_9927

⑥サーボに糸がついていて、糸を輪に巻き取っていくと下のほうから台車が上方に動いていく IMG_9928

⑦サーブモータじゃないDCモータで車輪を駆動する IMG_9929
いろんな場面で使われてるサーボは

1.プログラムでモータの微小回転角度が自由に扱うことができる
2.逆回転も自由自在
3.ロボットやオートメーション機器に使われている
以上確認して
本日のサーボを扱うプログラミングに入りました。
プリント二枚を配布して、
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ブレッドボードの使い方を説明すれば プログラミングは超簡単
約10-15分でかんたんに完成させることができました。
サーボの安定を考えて、サーボ用に別途電池4本を用意して駆動させました。
遅い子は画面上のサーボホーンの動きを確認して出来上がりです。

鶴田さんの昔おもちゃ紹介 今は機械化が進んで稲穂がありません。
戦後貧しい時代に稲穂の第一番目の節を利用して、
とんぼを捕まえて遊んだそうです。
今回はそれに似せて太ストローの中に細ストローを入れて、
その先端を裂いて輪を作り その輪の中にモノを挟み、
細ストローを引っ張ればつかめるというわけです。


昔やった稲わらでトンボとりを再現しました。

キャップでおもちゃ「イモムシ君」

-------現在野鳥の捕獲は禁じられております---------

<準備> 一番大事なモノは松脂(ロジン)なのですが、
美術関係の材料を扱うところから購入。
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溶かして竹ひごにビーズ2個をはめた隙間に塗布します。 IMG_9685

出来上がったものはコレ
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竹材を購入して切断します。
この竹筒が共鳴箱になります。
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今回の講座の内容
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工作開始 糸の結び方を練習するところから始めます。 3a8515c5
糸の調節がむつかしいが、それぞれ完成させて
bunbun2228
ジー、ジーと教室に音が鳴り響き始めました。
本物のセミを見ながら、
配布された緑の紙に印刷されたセミの羽を竹筒に貼ります。 semi06ds
よーく観察すると羽の根元がかなり離れていること
羽のカーブが強いほうが内側にあること 内側のカーブが中央で近づいてること IMG_0028
目玉の位置を確認して、
ビーズ球をホットボンドでつけてセミが完成です。
どんどん出来上がったセミの声が大きくなって、
セミの生態を質問形式で学びました。

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●セミが地中にいるのは何年?
●セミが地上に出て生きてる期間は?
●泣かないセミはいる?
●セミの卵はどこに産み付けられる?
全員土の中に卵を産むという反応でしたので、
木の幹に産み付けられた卵・幼虫の写真を見せました。
●セミが羽をつけて飛び回るようになるのはなぜ?
●昆虫のポイントは何?
●知ってるセミの名前は?鳴き声は?
●セミの声はどうして出してるの?

これは全員が羽をこすって音が出るというものでした。
セミの腹に筋肉があって、まるで打楽器のように筋肉を震わせて
音を出してる ことをセミの腹と筋肉の図を紹介、
本物の腹は空洞になっていて音を響かせる 共鳴箱になってることを紹介しました。
全員がセミの声工作から音を出してると
「わーめっちゃやかましい」
「まるで夏本番や」
「携帯で録音したら夏のセミと間違えるかも」
数人が携帯で録音した音をみんなで聞きました。
セミについてのみんなの反応はとってもいい反応でした。
日本の子供たちはセミ好きなんだね!
70分

小学生低学年17名、静電気実験工作講座でした。 IMG_9530
1.静電気を今までに漢字と事あるかな?
●車やドアの取っ手にさわろうとしたとき
●髪の毛を下敷きでこすった時髪がくっついてきた
●シャツや上着を脱いだ時

2.「まっしろしろすけ君」工作
スチロールコップを二つ手渡して、
中にスチロール球を入れて セロテープでコップを二つくっつけて、
シャカシャカとコップを振ります。 数分間勢いよく振ると、中に入れたスチロール球が コップの壁にくっついたら「まっしろしろすけ君」の出来上がり。 5f33f55c-s
細長いフーセンを膨らませて、
輪を作り ナイロン布でこすって静電気を帯びさせれば
そのフーセンがコップの中のスチロール球を激しく動かすのです。 20141101

3.静電気の種類をチェックする実験
「静電気にはプラスとマイナスがあるんだね」
「このチェッカーで電気が赤くつけば+の電気、青い色がつけば-の電気なんだ」 20141167

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「フーセンはマイナスでその下にあるアクリル板はプラスだね」
「プラスとプラスはしりぞけあって、プラスとマイナスはくっつくんだよ」

4.電気クラゲ工作で楽しもう 荷造りテープを10cm各人に渡して、
「このテープは袋状になってるのではがして一枚にして」
「真ん中を結んで、櫛を使って細かく細かくしてよ」
意外とうまく出来上がって、早速見せた見本通りに浮かび上がらせる子がいました。
1年生や2年生にはサポート役4人がうまくお手伝いしてくれました。
電気クラゲでひとしきり遊んで汗ばむような状態になりました。
休憩がてら椅子に座らせて、
電気クラゲはマイナス、
フーセンはマイナスをチェッカーの青色LEDで確認して
「どうしてクラゲは空中に浮いたの?」
「マイナスとマイナスでしりぞけあってるから」

5.静電気発生装置で「ビリビリ!」
(百人脅し)
この時間になって急に部屋が暑くなり、
百人脅しがうまくいきませんでした。
子どもたちの熱気だけじゃなく、
窓を開けても北風がなくなって 生暖かい南東の風に代わって・・
ちょっとだけ”ビリっ”とした程度でした。
静電気発生装置はこれ
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6.ヘリコプター工作 時間が余って、
二枚のスチロール板を重ねて、
ヘリコプターを作って 二階のベランダから落下させて楽しみました。
「上から見るとくるくるコマのように回ってるね」
「空中のコマだね」
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2時間

0均で購入した虫眼鏡(倍率4-5倍)を使って望遠鏡を作りました。
望遠鏡の対物レンズとしては焦点距離が短く、あまりいいレンズでないのが玉にキズ。
しかし望遠鏡の原理がわかるのではないかとトライしました。
牛乳パックを内筒に使う(前回講座カメラづくりで使った外筒にあたる)
のでその外側に今回のレンズをつける外筒を作成しました。
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工作用紙で直方体を作る作業ですが、製図をして箱を作る作業は今回で三回目。
皆慣れた手つきで簡単に出来上がりました。
この箱の上にフタをして丸くくりぬかれたところにレンズをホットボンドで張り付けます。

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「先生マルをくりぬくには千枚通しでマルの部分に線をつければいいよね」
みんなうまくくりぬきました。
ホットボンドでレンズをつけて・・・
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「ぼやけてきれいに見えないよ」
「そんなはずないんだけど、事前作成したときはきれいに見えたけど」
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「100均のレンズがぼろいからかなあ」しかしそれは間違いだったのです。
よく調べたら、まったく同じ形の100均虫眼鏡4-5倍の商品なのですが、
以前購入したものと今回購入したモノとは焦点距離が違っていたのです。
そこで試作品の望遠鏡内筒(牛乳パック)の長さを14cmに切り落とし、
それに合わせて今回作った対物レンズをつけた外筒の長さも14cmに短くしました。
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筒が変に短い望遠鏡の完成です。しかし・・ 遠くのものも、
かなり近くのものもきれいに拡大されて見えるじゃありませんか。
これで「いちおう望遠鏡」
「倍率数倍(約4倍)」のものになって、
望遠鏡の基本を学べる工作に仕上がることになりました。
化粧の色紙をはって
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対物レンズに接眼レンズ(カメラ工作で使ったレンズ)をあわせると
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試しに外の月を見てみたら 光収差で色づいて見えるし、
月がほんのすこし大きく見えるだけ。(クレーターは見えない)
かんたんデジカメのほうがよっぽと大きくきれいに見えるのです。
しかし!
チコちゃんの近くに出来上がった「いちおう望遠鏡」をおいて IMG_9468
チコちゃんをみたら
「おー、大きく見えてるわー、さかさまやし」 IMG_9467
外のネオン(ホテルやパチンコ店のイルミネーション)をのぞいて
「オー見えた見えた」
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「けっこうかくだいするやん」
「信号近くに落ちてるミカンが見えるよ」
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「あるある、見えたね」とみんなが窓から外の目的のものを探し出していました。
レンズについていた支持台を使って工夫したり
レンズの周りを黒紙で覆ったりして、擦れぞれ工夫して楽しんでいました。

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これで次回の「凸レンズ実験講座」につながります。
75分

文字が書ける葉っぱ「タラヨウ」をたくさんゲットできました。
(伊賀上野公園石段にたくさん落ちていた)
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”郵便局の木”と言われて、各地の郵便局に植樹されていると聞いています。
この葉っぱをきっかけに葉っぱの学習から葉脈標本づくりをおこないました。
先がとがってない鉛筆で葉の裏側に思い思いの言葉を書いてもらうと
しばらくして真っ黒な文字が浮かび上がります。 IMG_9403
セイヨウバクチの木も同じように文字が書けるのでこれも合わせて使いました。 IMG_9253
それぞれ文字を書いてもらって葉っぱの解説をプリントで IMG_9404
葉っぱの周りにあるギザギザをのこぎりみたいなので漢字「鋸」を使って
「キョシというんだね」
「きづかんだけど、さわってよーくみたらタラヨウにもとげとげがあるわ」
葉っぱが緑である重要性を問いかけると
6年生が勢いよく 「光合成」
3年生は「それってなに?」
簡単に説明してすぐに葉脈標本づくりへ
歯ブラシで"たたく"見本を見せてスタート IMG_9396
「だんだんとれてくる」
「透かして見るとよくわかる」
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食用色粉を3色用意して、染色したい子は染めてもらうことにしました。 IMG_9412
「よーく乾かしてラミネートするよ」
(ラミネートは大人に任せます)
「5種類の葉っぱ
ツバキ、ヒイラギ、カナメモチ、ヒイラギモクセイ、キンモクセイを用意しました。

カナメモチ
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ヒイラギ・ヒイラギモクセイ
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ヒイラギモクセイ
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キンモクセイ
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用意したので好きなものからやっていいよ」
「葉が硬いのと柔らかいのがあるし、真ん中から破れやすいのもあるから気を付けて」
子どもたちはもう夢中になって、次々と挑戦していきました。
「ヒイラギの元の葉っぱもラミネートできる?」 IMG_9408
「しっかり乾燥させてからラミネートしてね」 IMG_9392

「ラミネートの大きさからはみ出しそう」
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「できたできた、見て」
IMG_9401
出来上がった葉脈を虫眼鏡で見てもらうこともしました。 IMG_9414
「ヒイラギはまいてるけど、カナメモチは細かい」
出来上がったしおりを大事に持ち帰ってもらいました。
最後に葉脈の働きをお話しして
「人間の血管みたいにすみずみまで張り巡らしてるね」
「水を送ったり、葉っぱでできた養分を送ったりしてるんだね」
資料提供:赤嶺さん 90分

牛乳パックを使ってカメラ工作でした。 牛乳パックの底は硬いので、
工作カッターを使って四角に切り開けました。 IMG_9381s
凸レンズはアーテック122円のものを使いました。
(凸レンズだけで近くの文字をみて大きく拡大した文字を確認ー虫眼鏡だね!) IMG_9373
牛乳パックに外光が入らないようにまずレンズ周りを黒紙で覆います。
工作用紙を幅6.5cm長さ25cmの直方体を製図し組み立て、 IMG_9383as
8.5cmの正方形に切ったトレース紙を貼って牛乳パックの中箱として使います。
それだけでは牛乳パックの側面から外光がどうしても入るので
黒紙A4サイズで牛乳パックの中に挿入して
外光を遮断し その中に工作用紙で作った(トレース紙を貼った)内箱を差し込んで出来上がりです。 IMG_9382s

IMG_9377

IMG_9387as
まず気が付くことは外の景色が反対に見えること
(フレネルレンズを使った工作より格段に像が鮮明です)
遠くの景色と近くに景色を見てもらって 中箱が引き出されるのか、
中に入るのかを確認してから 大型フレネルレンズで作ったカメラ実験機を使って実験です。
KIMG2836s

KIMG2837s

IMG_9376
レンズの前に貼り付けたたくさんの星形抜いた紙をおいて・・
(内筒を取り払ってそのまま除いてもらうと)
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「そりゃ星型がいっぱい見えるよ」
次に像を映し出すトレース紙の貼ってある内筒を入れると IMG_9450

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「内筒を入れて覗いたら星形が消えちゃった」
「あれーちゃんとチコちゃんがみえてる」
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「あんなに星がいっぱい見えてたのに」
「なぜ?」
(次回の実験へつづく)
75分

年末からお正月にかけて、土鍋に入れた
キンモクセイ、ツバキ、ヒイラギを煮込んできました。
(水酸化ナトリウムが家庭になかったので)
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ツバキが一番早く柔らかくなって先に取り出し、
キンモクセイとヒイラギはさらに ストーブの上で煮込んだのです。
これら葉っぱを一枚ずつ取り出して、バットの上に置いて IMG_9324as
歯ブラシで葉肉を丁寧に落としていく作業です。
今回赤嶺さんが水酸化ナトリウムで葉肉を柔らかくした
ヒイラギモクセイとカナメチの二種類を追加して標本づくりです。 IMG_9324cs
ヒイラギは葉の表皮がツルリとむけ落ちて
葉脈がきれいに表れて 扱いやすいのですが、
ツバキは柔らかくなりすぎて そーっと扱ってもらいました。
歯ブラシの扱い方に最初は戸惑いがありましたが、
「少したたくように軽くこするように」
「ちょっと経ったら光に透かして見て出来具合を見ながら作業してね」
と光に透かして見ると強さ加減がよくわかってうまくいきました。 IMG_9306 - コピー

IMG_9311 - コピー

IMG_9315 - コピー
希望者は漂白剤で黒い色を少し落として
赤・緑・黄色の食用色粉を使って染色も行いました。
時間内に標本を完成させたいので、
ドライヤーで乾かして、ラミネーターにかけて
パンチで穴をあけてリボンをつけたりしてもらいました。
完成作品は
IMG_9312

IMG_9313

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IMG_9317
仕上がりがとても楽しくって、
みんな夢中になって作業してもらいました。
最後に葉っぱの役割、葉脈の役割について話し合って終了でした。 IMG_9305
75分

体育館でのイベント 1-3年生20数名+中高学年9名
マスクをつけて体育館で広がってサイエンス工作
<ペットボトル空気砲づくり> 全員立って腹式呼吸の練習。 IMG_8491
足を少し曲げておなかに手を当てて絶えず おなかが張ってるようにして
声を出す練習から始めました。 「わー!」と大声が館内を響かせました。

フーセン飛ばしあそび
11インチダイソーのフーセンを膨らましてもらって、
そのフーセンを天高く上に飛ばしてもらったのです。
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うまく上に飛んでいくもの、
下を這うように呼ぶもの・・

「ペットボトル空気砲」
 500mLペットボトルの底をカッターナイフで切り取って
(1年生だけ前もって切り取っておいた)
ペットボトルに1/3切り取ったフーセンを両面テープとセロテープで張り付けて
「ペットボトル空気砲」の出来上がり。
空気砲の的は紙皿とトイレットペーパー芯の組み合わせで簡単に作ります。

次はフーセンヘリコプター。
ダイソーの空飛ぶフーセンヘリココプターです。
付属のフーセンは小さいので口からの息では膨らみません。 IMG_9283
空気ポンプを二人に1台配布して、
空気漏れを防ぐ役・ポンプを押す役に 役割分担して膨らませます。 IMG_8490
膨らませたフーセンに、三枚の羽をつけた笛を取り付けて
上方に投げ出しますと、
フーセンから出る空気の反作用で 羽が回転して
安定した飛行を上方に向かって持続させることができます。

エアーバズーカでローソクを消す
以前サイエンス教室講座で作った「ゴミ箱利用エアーバズーカ砲」二個を持ち出して
火のついたローソクを消してもらいました。
火が消えたら子供たちがマッチでローソクに火をつけてもらいます。
エアーバズーカにもマッチ擦り役にも列ができました。

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最後は巨大空気砲 自作で折り畳み可能な巨大空気砲で
できた煙の輪は 体育館の後方上空に漂って、
子供たちの大歓声に支えられてるようでした。
何度やっても楽しい巨大空気砲。 144884588_3678637958884645_6643806564865382769_n

最後に空気はモノであって1L1gの質量をもってることを話しました。
2時間

鈴鹿青少年センター主催「おもしろ自然科学シリーズ第一回・葉っぱの不思議」
担当は科学サークル大黒屋赤嶺さん
葉っぱの構造の説明の後
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毎日皆さんが食べてる野菜のことについて質問
子どもたちから「チンゲンサイ」「キャベツ」「アオナ」
「タマネギ」「ミズナ」・・と次々に手が上がる
「それは葉っぱ、それは根菜・・」と仕分けて
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「じゃどうして道端に咲いてる葉っぱは食べないのかな?」
「毒だから」
「そうだね、死に至る危険なものがあるけど多くは毒や苦みがきついんだね」
「特に危険な葉っぱは、キョウチクトウ、アジサイ、トリカブト、・・・」
植物はどこが一番虫に食われたくないのかな?」
「葉、茎、花、種、根?どれかな」
「葉っぱが一番虫に食われたくないの」
「どうしてかな」
「酸素が出るから」「光合成するから」・・などなど
「そうね葉っぱで植物の体を作るでんぷんを作るからなんだね」
次は紫キャベツを煮て取れた煮汁で実験へ
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カクテルグラスに紫キャベツ(赤キャベツ)にお汁を入れて、
できた青い色がアントシアンというものなんだね」
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「葉っぱに含まれるいろいろな色があってね緑が多いけど
赤や紫や青色を作ってるのがアントシアンっていうんだね」
アントシアンは学校でも習うかもしれないが、
酸性とアルカリ性によって色が変化する実験に使われるんだよ」
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葉っぱの不思議「文字のかける葉っぱ」の紹介
先を細くした割りばしで葉っぱに文字を書いてもらった
「文字が見えてきた」
「オー黒く文字が浮かび上がってきた」
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郵便局の木と言われてる「タラヨウ」と
「西洋バクチノキ」の二種類の葉っぱを使いました。
「西洋バクチノキのほうがちょっとうすいなあ」
お母さんあてに「いつもありがとう」という文字もありました。
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葉っぱの不思議「葉脈標本づくり」
葉っぱを水酸化ナトリウムという薬品で葉の
葉肉の部分だけを取り去ったものを作るのです。
残った網の目のようなものが、葉脈で、
葉っぱに必要な栄養分や水を運ぶ管のことをいうのです。
これは人間でいう欠陥みたいなものだね。
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子どもたちは丁寧に根気よく歯ブラシで葉っぱをたたいていました。
ヒイラギは比較的簡単にできるのですが、キンモクセイはなかなか根気のいる作業でした。
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(中日新聞より)
2時間


人に用意したものはこれ
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まず工作用紙で立方体の箱を作ります。
製図を各自自分で行ってもらうのですが、
メモリがついてる用紙なので簡単と思いきや
初めての線引きは結構手間取ったようです。
図面
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折れ線の部分は千枚通しで折り目を付け、
切り取って箱を作りました。
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次はコインが落ちていく円弧状の通路を作ります。
100均のスポンジシートを使いました。
型紙に合わせて切り、両面テープを使ってプラスチックダンボールで挟みます。 IMG_9199

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出来上がったコインの通路を箱に立て、
型紙のB,Cで箱に固定していくのですが、
磁石をつけてからうまくコインが種類別に仕分けられるように 調整しなくてはならないので、
いったん養生テープで仮止めしながら行いました。
磁石は一人4個のネオジム磁石を使います。
(四個100円と2個100円のネオジムを使いました)
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うまくコインにブレーキがかかって
「おー一円玉が勢いを極端になくしたー」
「10円と100円玉は落ち方が似てるが、うまく仕切り板を動かせば分けられる」
「こりゃー楽しー」
75分
翌週まで持ち越したコイン選別機の調整
先週うまくできた子もいたが、なかなか調整がうまくできないこのために時間を追加しました。
特に100円と10円の質量が近いために、磁石でブレーキをかけても
落ちてくる場所はほとんど変わらないのが難問です。
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この二つのコインを仕分けるには、磁石によるブレーキのかけ方
および落下地点の箱の高さと場所の設定です。
本体が完成してから、しばし子供たちは無言、教室が静まり返ってる中に
コインの落下する音だけが繰り返し鳴り響いてました。
全員調整が終わってから
「動く磁石がアルミや銅に影響を与える」
「動くコインが磁石から影響(ブレーキ)をうける」
実感を行いました。

その1
一円玉(ニッケル)を磁石ででんぐり返りをさせる


その2
磁石でアルミ板を回転させる

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その3
アルミ缶の中で磁石を落下させる

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以上3つの実験から不思議なことに
「磁石にくっつかない金属が磁石によって動かされる」
ということが分かったのです。

「へーなんでー」
「しかし不思議やー」
「渦電流」と言って磁石が動いても、くっつかない金属が磁石のそばで動いても
磁石が磁石にくっつかない金属板に影響されることがあって
電気のメータや軸の回転速度を求めたり、
IHクッキングヒーターとして利用したりしてるんだね。
75分

完成作品
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(工作原案:鶴田さん)
縄跳び人形に続いて「糸からくり人形・鉄棒ウチムラ君」の工作でした。
用意した材料道具は
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講座時間が限られているので、今回の人形装飾は一切なしの工作です。
講座のあらましは
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糸のからくりで鉄棒を回転してくれるウチムラ君を作って
1.からくりの仕組みを学びます。
2.一本のつながった糸がピーンと張った時の力(張力)を学びます。
まずは透明プラスティック板から手と足を、図面を参考にして切り取ります。
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切り出された透明板に、千枚通しやはんだごてで穴をあけ、
さらにヤクルトの空きカラにも同様に穴をあけます。 IMG_9162
見本と製作図を見ながら竹ひごに手足透明版・ストローを入れ
両端は 白の円筒ビーズを両面テープを使ってストッパーの役割を持たせます。
すると人形ウチムラ君が出来上がります。
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人形ウチムラ君が出来上がったらあとは糸を通すだけの作業です。
糸が設計図通りに”交差”と”平行”が実現するように通せれば成功です。
IMG_9211

IMG_9213
子どもたちにとって難所は「穴にうまく糸が通らない」ということでした。
糸の先をセロテープで巻いて、
そこをとがらせるようにハサミでカットして 穴に糸を通しました。 IMG_9166
糸を引っ張ると、人形ウチムラ君がせりあがってきて、
そのまま勢いで鉄棒を回転します。
糸のゆるみと締め上げで回転が持続します。
簡単な仕組み「糸の交差」がこのからくりのミソですね。
最後は滑車や荷物持ち上げロープに使われる糸に働く力(張力)のお話をして終了 IMG_9216

70分

準備したものは
IMG_9125

実寸サイズの設計図を全員に配布して
IMG_9119
作業の順番を図面に書き込んでもらってから工作開始。
底板に左の柱を二本の釘を打ってセットします。 IMG_9129

なわとびの縄はアルミ線でできているのですが、
クランクをセットするために二個の圧着端子を金属ボンドで接着したもの2セットを使います。
(結局一人4回の圧着端子締め付け作業が必要になります)
IMG_9127
アルミ線の端から5cmのところに一回目の圧着端子をセットします。
道具はこれ
IMG_9134
圧着端子の内径は2mmまでなので竹ひごじゃなく2mmの針金を取り付けます。
なわとびする人形を取り付けるにはストローを針金に通してその上につけるので
針金にストローを差し込んでから残り二か所の圧着端子締め付けを行います。
(それまでにアルミ線を設計図通りに合わせてなわとび形を作っておきます)
出来上がりました。
IMG_9141
右の柱はねじ止め作業にしました。
(金づちとねじの両方の作業を経験させてみたかったから)
この場合左右の柱が水平になるようにセットしたいので
針金を柱の穴に通して間違いなく水平一直線になってるかどうかを確認しながらです。 IMG_9132

IMG_9133
最後は型紙にそってスチロール板を人形の形にカットします。
(二色の色が重なったスチロール板を使いました) IMG_9144

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人形と縄がうまくかみ合うように高さを調節したり
人形が絶えず垂直に保てるように釘でおもりをつけたり・・ など子供たちの工夫は尽きません。 IMG_9142

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初春の第一回目の工作はたのしい「なわとびピョンタ君」でした。
最後に一本の軸の回転でいろいろな動きをセットすることができる面白さを考えて終了。
IMG_9145
工作原案:鶴田さん
70分

腕を曲げることができるのは筋肉のふくらみと
伸びの両方が 相まってできる技であることがわかる工作です。
お遊びを二つ
グーチョキパーのじゃんけんゲームをやるために 型紙を切って、
両面テープで工作養子に貼って切り抜くのです。 IMG_8961
英語の授業でじゃんけんをやってるらしくて
ストン、シザー、ペイパなどと叫びながら作業してました。 IMG_8964
全員で一度だけじゃんけん大会をやって勝者を決めました。 IMG_8967
二つ目のお遊びは 筋肉に代用する部品を使います。
(プラスチック網目状で縮むと膨らみ伸びるとぺしゃんこになるから筋肉の伸び縮みを表現できる)
商品名「ミラクルロケット」
IMG_8960
各人2個配ります。
手のひらに丸めて、手をはなすと3mくらい遠くにすっ飛んでいきます。 IMG_9039d
おもしろくってこの遊びは盛り上がり、遠くに飛ばす競争をしました。
「どうしてこれは遠くに飛ぶのかな?」
「縮んで元に戻るばねになってるから」 IMG_8971
「そうだね、ばねと同じだね」
いよいよ工作開始
二本の木材を皮(ネジ穴はあけてあります)とネジで留めると「関節」ができあがります。
ドライバーの扱いに慣れてない子は大変、 IMG_8975
千枚通しで板に穴をあけて、
「ドライバーはまっすぐ立てて」
「椅子に座ってないで立って作業だよ」
「板に押し付けるようにネジを回して」
IMG_8977
肩甲骨に見立てた木の板を上の骨にねじ止めしてから
筋肉(ミラクルロケットの端にビニールテープを巻いて)を写真を見ながらつけます。
筋肉が骨のどこにくっついているのかを見定めてもらいます。
自分の腕をさわって筋肉や骨を写真に沿うように感じてもらうことも忘れません。IMG_9044s
骨(板)の上と下に筋肉(ミラクルロケット)をねじで留めてもらいました。 IMG_8953
最後に骨の名前と筋肉の名前を写真から観察して IMG_9043s

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完成した腕の骨(正確じゃないが)と筋肉の工作から
骨の上側についてる筋肉が引っ張られて膨らむと、
骨の下の筋肉が伸びる、ということがはっきりと見て取れる工作となりました。
(写真右上の四角の板は肩甲骨に見立てています)
(筋肉がどの骨から始まってどの骨に終わってるのかを感じれるようにしたつもりです)IMG_9037s
写真と比べながら骨に見立てた木に
「肩甲骨」「上腕骨」「橈骨」「尺骨」を記入してもらいました。
IMG_9036s
最後にサルの腕の骨(本物)を手に取って観察しました。 IMG_9040d

サル一頭分の骨をお借りしてきたので、最後に並べて骨の話に花が咲きました。
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75分

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1.コイルってなんだ
2.コイルを巻こう
3.発電実験
4.コイルの役割二つ
「筒にエナメル線をまいたものをコイルというんだよ」 IMG_8930
18mのエナメル線を教室前の広場に引っ張り出して、
各人が工作用紙に自分のエナメル線を巻き取ってから作業開始です。 IMG_8947
太いタピオカストローに両面テープを貼って
そこにエナメル線をまいていきます。
100回巻きごとにノートに記録していきます。
近くで話し声が聞こえると
「静かにしてよ、数えまちがえるから」
と言いあいながら必死にエナメル線をまいていました。 IMG_8944
各人約750回前後の巻き数になったようです。
セロテープでほどけないように留めておいて、
両端には数センチの線を出しておいてもらい、
紙やすりで線の先を磨き 両端にはブレッドボード用のジャンパー線をはんだ付けします。
ジャンパー線をビニールテープでストローに巻き付けてコイルの完成です。 IMG_8941

IMG_8940

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できあがったら、
直径8mmの円形ネオジム磁石4個を長さ8cmのねじ先につけて
「磁石棒」の完成。
発電実験にはこの昇圧回路(ジュールシーフ回路)を使います。 IMG_8740
「ついたー」
「発電成功」
「おかしいなあつかない」
テープをはがしてみたら、ハンダがはずれていました。 IMG_8948

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最後に
「コイルに電流を通したら電磁石(電気の磁石)になるね」
「発電にも電磁石にもコイルは使えるね」
前回用意した発電機をもう一度さわって発電機の面白さを感じてもらいました。 IMG_8931

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75分

コウチョウとわたくしの二人の対談から始めました。
二台のカメラが回り続ける中で、
子供たちにサイエンスの楽しさをどのように伝えていくのか
どうしてこのような子供向けサイエンス講座をやってるのかを中心テーマにして
45分の対談第一部終了。
IMG_8840
後半の45分の撮影は四つの簡単おもしろ科学工作紹介です。
コウチョウの質問を交えて撮影が進みました。
1.ストロー吹き矢
2.CDコマ(CD二枚重ねは2分以上回ります)
3.ホバークラフト(エアースライダー)
4.電気クラゲ
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の四つの工作を紹介しながら、お父さんやお母さんがどのような視点で
子供たちの工作を見守っていくのかについての討論でした。
tophelico 012

IMG_8884s

さらに子供たち20人が実際に工作をやってどのように工夫してるのか
どのように工作やゲームに熱中・興奮してるかの実際を撮影してもらって
ビデオの中に挿入してもらう予定です。
プロの撮影・編集ですからできあがりが楽しみですね。
1時間

20人の小学校低学年講座で、8人が1年生でした。 IMG_8835
ストロー吹き矢工作から始めました。
セリアの中太ストローとダイソーの折れ曲がるストローで手間いらずの工作です。 KIMG2668w
矢の先には小屋・テラスなどの屋根につかう波板ビニール板のクッション材を使います。 KIMG2670
矢の先端から空気漏れが起こらないように、
たっぷりとホットボンドで固めてできあがり。
低学年なのでゲームをはじめました。
一番目のゲームが的あて競争
列単位を一組にして三組で競争。
的には1点2点3点5点のランクを決めてやってみました。 IMG_8844

IMG_8843
二番目のゲームは 「遠くに飛ばす競争だぞ」
「ストローを口にくわえて膝を曲げて、
おしりを後ろに突き出して吹いてね」
コロナ時代なのでフーセンやストローには自分の名前をマーカーで書いてもらって始めました。
「よーし、いちばん遠くまで飛んだ子が優勝!」 IMG_8846
「先生上にむかって吹いてもいいの」
「じゃ天井にむかって飛ばしてみて」
吹き矢になれたところで
IMG_8845
「矢を筒の先端に置いた時と矢を筒の一番奥まで入れたときとどっちが遠くに飛ぶかな」
筒の先端に置いた方がよく飛ぶと手を挙げた子が数名。
「じゃ遠くに飛ばすには真上ではだめだね。
下の方に向けてふいてもだめだね」
「水平と真上の中間付近がよく飛ぶのかな」

二つ目の工作はフーセンで遊ぶこと
小さな水フーセンを膨らませてもらいます。 IMG_8848
若干名が膨らませるのですが、
多くの子が 「わー、全然膨らません」
そこで全員にフーセン用空気ポンプを配って、
「ポンプから出る空気が漏れないようにしっかり押さえてるんだよ」
「ふくらんだフーセンを離して」
シュルルルー---
どこに向かって飛んでいくのかわからないフーセンの動きに大興奮。
100均で売られてる11インチのフーセンを膨らませる練習をして IMG_8486de
CDに穴の開けたキャップを
5分硬化型AB両液混合タイプの接着剤でくっつけて フーセンをつけます。 IMG_8479
じょうずに膨らんだら床に置いて滑らせてもらいます。 IMG_8852
多くの子が数メーターしか走ってくれないので
「もっともっと遠くまで走らせる工夫をしようね」
「教卓の上にCD(DVD)を4枚順に並べるから、 IMG_8849
今作ったホバークラフトに両面テープではってください」
全員5枚のCD(DVD)重ねのホバークラフトを完成させたので IMG_8850
三つ目のゲームをはじめました。
1.9mの机を5個縦に並べて (約10m)
「この机の端から端まで滑り通したら成功だよ」 IMG_8855
とてもよく走ってくれるホバークラフトなのでとっても気分がいいのです。
でも、この細い机の上をまっすぐに滑らせるのが、
低学年にはむつかしいのでしょうね。
「やったー、成功だ」
みんなから拍手が出ました。
だんだんと慣れてきて一直線に走らせる子だ出てきて ゲームは熱気を帯びてきました。 IMG_8855
最後に「どうしてエンジン、ゴムやバネや電池を積んでないのに10mも走っていくの?」
「まさつがないから」
「フーセンから空気が噴出してるから」
「そうだね、もう一つ加えると5枚重ねのCD(DVD)で重さが増えたからね」
2時間

今回は二つの工作です。
虹色を観察するには回折格子フィルムが便利で楽しいです。
このフィルムを作ってメガネを作りました。
型紙を工作用紙に張り付けはさみとカッターナイフを使ってメガネを切り出します。 IMG_2234
IMG_2235
カッターナイフの扱いに慣れていない子どもたちが多かったので ていねいに説明しました。 IMG_6675
できあがったらすぐに次の工作に入ります。
つかったRGBLEDはこれ
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初心者には扱いやすい自動点滅RGBLEDです。
これをミニブレッドボードを使って超簡単電子工作です。 IMG_8756
配布した電池と電池ボックスをセットしたとたん
ブレッドボードに電池ボックスのプラス端子とマイナス端子をさしこもうとした子がいたので
急いで制止しました。
間違ってブレッドボード内でつながってるところに差し込むと
ショートして ブレッドボードが溶けだして電池が高熱になるからです。IMG_8751
ブレッドボードから部品がすぐはずれてくるので、
すべてホットボンドで留めて出来上がりです。
LEDにピン球をかぶせてまずRGBが混ざり合った色の変化を楽しみます。 IMG_8748
部屋をまっくらにするとそのイルミネーションに子どもたちは大喜び。
ピン球の代わりにLEDキャップをかぶせて、
回折格子フィルムメガネで見るとRGBの組み合わせと
できあがった色がとてもきれいに見えてきます。 IMG_8755
メガネから見た真ん中の光の色が目で直接見える光の色
その周りに飛び散って見えるのがRGBの組み合わせとして認識できます。
このあといろいろなLEDの光を見て
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最後は白色電球の光をだんだん明るくしたり暗くしたりしていく中で
子どもたちがどの色が現れてきたのか、
どの色から消えていくのかを 声を出して探してもらいます。
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「赤が出た」
「黄色もすぐ出た」
「色が太くなってきた」
「やっと青が見えた」・・・
この実験から虹の色がどのような配色から成り立っているのかがわかってくるのです。
90分

前回砂時計工作をして時間を考えました。 今回は振り子工作です。 IMG_8706
ガリレイのお話を聞いてもらってから、
言葉「周期」の説明に
(サイエンスで言葉の説明は大事です)
「運動場を一回りすると?」
「一周」
「ある日から次の日までの間は?」
「期間」
「振り子が出発して振れ始めた地点から同じ場所まで戻ってくる時間を”周期”といいます」
「では1mの長さの糸の先にぶら下げたスーパーボールの周期を皆で声を揃えて測ってみよう」
携帯のストップウオッチで測ったら19.99秒
「じゃスタートしてから元の位置に戻る時間=周期はどれだけ?」
「1.99秒」
「約2秒だね」
周期測定装置の登場(田中英二氏製作) IMG_8717
「正確に周期が測れます」
ひもの長さ1mから測定しました。
2.00秒と正確です。
おもりを増やしてみると変わらないことも確認
(ビニールテープでおもりを二個貼り付けて揺らせた)
IMG_8720
ふり幅を大きくすると
「あっ、ほんのすこーし増えた」
「じゃ50cmのながさにするとどうなるかな?」
「えー、半分より多い」
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「半分にならないんだ」
かんたんに振り子の法則に触れて工作へIMG_8708
実験でひもの長さ25cmを行わないで
工作をして測定することにしました。
IMG_8709

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針と糸を使って振り子を作ります。
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「できあがったら正確な周期を機械で測るから持ってきて」
みんなが順番に出来上がった振り子を持ってきて周期をはかると
「1.006秒になった」
「1.024秒だ」
「1.000秒だー」
と測定値が1.0秒台になっていくのがとてもうれしい。
「振り子の台に25cm、周期1.002秒と書いておいてね」
子どもたちが25cmの長さにしたら1mの周期の半分になって、
「1秒がわかるな」
IMG_8712
家に持ち帰って25cmの長さが周期1.0秒になることが再確認できると思います。 IMG_8716
2時間

IMG_8655
いままでに時間がとっても長く感じたこと?
いままでに時間がとっても短く感じたこと?
みんなでだしあいました。
「時間が人によって長く感じたり、短く感じたりするのはどうしてかな?」
「こころ」
「脳が感じる」
「サイエンスで使う時間は時計ではかるから誰にも同じだよね」
「どんな時計があるかな」
「バネ時計」
「そうそう振り子がついててバネで動く昔の柱時計だね」
「その中身を皆に見てもらおう」
「振り子の揺れを歯車の組み合わせを通して時間を表示するんだね」
「こんな時計を作るのは難しいから、今日は砂時計をつくろう」
買ってきた砂時計を見てもらい、砂が落ちる時間を測ってもらった。
IMG_8661
「3分かかったよ」
砂時計工作開始 ネットで買った砂はこれ IMG_8658
型紙を透明セロファンに貼って、
型を切り取り、両面テープで円錐形を作ります。 IMG_8656
文書用ファイルでは円錐の先を補足するのが難しいから薄い透明セロファンを使います。
うまく細い円錐形ができたら透明カップの蓋の穴に差し込んでホットボンドで固めます。
ボンドを一気に流し込むとセロファンが溶け出すことになりますから要注意です。
ボンドが固まったら、円錐の先を少し切って、砂が通る穴を開けます。
何度か繰り返して穴の大きさを微妙に調整します。
「みんな見てみて!上から砂が滝のように落ちていく」
IMG_8671
こうなったらほぼ成功! 自分の砂時計の時間を測定して記録します。 IMG_8670

これで一つ目の工作完成です。
IMG_8664

IMG_8665

IMG_8668
二つ目の工作はおなじみのCDゴマ。
今回はこのコマをストロボ照射してコマの運動を観察するためです。 IMG_8673
毎回のことながら、ストロボ下で見るコマの動きには誰もが大興奮!
「ああとまった」
「逆に動いた」
「面白い形・色になった」と時間を忘れます。
最後は「運動をサイエンスで見るとき速度を使うけど、時間が必要だね」
「ストロボでコマの動き・回転がわかるけど時間が止まるように見えたりするね」
「時間は正確で確実に進んで行くんだけど・・」
「アインシュタインがすごいこと言ったんだよ」
「時間が伸びたり縮んだりするんだって言ったんだ」
「また大きくなったらアインシュタインの時間の考えを勉強してみてね」 IMG_8659

IMG_8674
70分

阪神大震災で高い貯水槽から水をとりだすのにサイホンを使った経験談をお話しして
洗面器に入った水を下の台まで引き出すことをトライしてもらった。
「わかった。ホースの中に水を満たしてやればいい」
「ホースの中の空気を下から吸えばいい」
それぞれの方法で試してもらいました。 IMG_8557

IMG_8559
うまく水を上から下に導くことができました。
どうして水がうまく下に落ちてくるのか、意見がたくさん出ました。 IMG_8572a
工作はお酒のみの人に勧める「八分盃」を作ることにしました。
ペットボトル上部を切り取り、底にはんだごてを使って穴をあけます。
(有毒ガスが出るので窓は全開)
ストローをU字型にまげてサイホン完成。

IMG_8560
「コップの上から水があふれんと、下から急に落ちた」
「ストローの曲がったところまでくると水が落ちる」
けっこう簡単で楽しい工作です。
机の上は水浸し・・・
IMG_8562
ここで空気には結構圧力があるんだということを感じる実験です。 IMG_8564
「うわー、すいついた」
「いやいや、吸盤の中の空気がなくなって、周りからの空気の圧力があるからなんだ」
「机も持ち上がるかな」
IMG_8567
「おー持ち上がったー」
「空気の圧力ってむっちゃすごいな、でもなんで」
「地峡1000mもの高さまで空気があって、その重さがかかってるんだ」
「そうかこの前の実験で空気に重さが(質量)があるって実験したね」
「次の工作はサイホン二段重ねに挑戦しよう」 IMG_8573b
「うまくできたかな?」
「途中から水漏れしたー」
「あれー、上から下に水が落ちなくなった」
「下の方に水がたまり始めると、水の遺棄場所がなくなって落ちないんだね」
「じゃ下のボトルに針穴をあけてみるよ」
「おちたおちた」
IMG_8570

IMG_8571
子どもたちは水遊びが大好き
サイホンの原理を使った工作二種から大気の圧力を感じ取れたらいいなあ。
最後におもりをスポンジの上にのせてへこんだのを見てもらい IMG_8583
力の様子を竹ひごとつまようじで表示して IMG_8581
力が接触して面積に分けられて、「圧力」というんだと説明しました。
「圧力」を使うと「大気の圧力」(空気の圧力)がどこの場面でも使えることを話しました。 IMG_8582

IMG_8578

IMG_8579

参考:サイホン二段重ね遊び


2時間

コロナ禍で研修がい学習センター主催のサイエンス出前講座は、今回これ一回のみ、となっています。

全員虹を見たことがあるっていう返事でした。
太陽光と水を撒く方法もあるが、今回は教室で虹を見ることにしました。
雨粒に代わりにガラス玉(虹ビーズ使用)、 IMG_1929s
太陽の光の代わりに高輝度LEDの光を使いました。 niji 022s
するとまん丸虹を観察することができます。 niji 026s

子どもたちに傘虹実験器を使って
KIMG2709
背中に太陽光を浴び、前に水を撒いて虹ができること、
まん丸虹は空間に浮かんでるというより目の中にできてること
虹には大きさがあって、朝日・夕日では虹が大きく(半円)、
昼間は円の1/3が見えてることをしめしました。
P.6

さらに我が家で行ったまん丸虹実験の動画を見てもらいました。

P.11

工作はハッピーメガネ
IMG_2236P1
これで光のスペクトルが楽しめます。
IMG_2265P12
上の写真は普通の電球のスペクトル
下の写真は虫があまり寄ってこない電球のスペクトル IMG_2212P10
たった一人を除いてほぼ全員が下の写真に虫が集まると子どもたちは思ったようです。
しかし正解は上の写真に虫が集まるのです。
よーくスペクトルを調べると、下の写真には青や紫の色の光がないのですね。
ひとりの子はメガネを使って、
赤-ある、黄-ある、緑-ある、青・紫-下の電球にはない。 と発見、発言してくれました。
2時間

前回シートベルトのお話をしたので今回は「はやさを考えよう」から始まりました。 IMG_8508
日常の生活の中で同じ速さで走ることは少なく、
いつも速さが変化しています。
そこで速さが変化してる運動--自動車・自転車--の経験から始めました。
自動車のアクセルを踏めばどんどん速さが増えるし
ブレーキを踏めばどんどん速さが減っていく経験は毎日のように体験しているので
子どもたちとの会話はスムースでした。 IMG_8531
「ふえる」の漢字を考えながら
速さが増えるので「加速」
「へる」から漢字を考えながら「減速」
まずここで加速と減速のイメージがつかめました。
そこで加速や減速のことをまとめて「加速度」で表現することを学びます。
加速は加速度が+(プラス)
減速は加速度が-(マイナス)
ここで工作「加速度計」を作ります。
IMG_8511
透明ガラス瓶の中に水をいっぱい詰めて、
その中に魚釣り用の「テグスのついたウキ」を瓶の中に入れます。
このとき瓶の中に空気が入らないように水中で作業をしてもらいます。
(ひとり一個深めの洗面器などを用意しています) IMG_8513
加速度計を完成させたら動画を見ます。
近鉄特急に乗車して、四日市駅を出発して速度が加速する場合および

名古屋から四日市駅に到着寸前からブレーキがかかって停止するまでの動画です。
(画面には自作加速度計の数値が表示されていますが、
今回小学生には瓶の中のウキの傾きだけに着目してもらいます)
だんだん早くなる時は、瓶の中のウキが前方に傾き
だんだん遅くなる時には、瓶の中のウキが後方に傾いて
速度が変わる=加速度が見えるということがわかってもらえたと思います。
質問「みんなこれをもって前に歩いていくとウキはどうなる」
全員「前に傾く」 実際にやってみると
「ものすごくブレーキがかかってる」
「ウキが激しくゆれてる」
「前に歩いてるときって、前の方に速度が増えてるように思うんだけどそうじゃないね」
「足を出した瞬間速度が増えて(加速)、足が地面につくと急ブレーキ(減速)がかかってるんだね」 「じゃこの加速度計をもって、その場で回転してみるとウキは回転どちら側に倒れるかな」
「ほとんどの子が外側に倒れる」
一人は「僕は違う方に手を挙げる」
「おー、なんだ!回転の内側に倒れてる」
「回転するときは回転の内側に加速度があるんだね」
(ここは深入りしないで)
次の工作「エアースライダー」へ
工作の前にすこーし同じ速さ(等速)で走るってどんな時かな? IMG_8530
「車で高速道路を同じ速さで走ることある」
「すこーしアクセルを踏んでる」
「けどアクセル離すとだんだん遅くなってくる」
「どうして?」
「空気抵抗?」
「道路のまさつ?」
「そうだね走ってるときにまさつやいろんな抵抗があるから遅くなるね」
「抵抗になるものと同じ力をかけたら同じ速さで走るのかな」
「机とこのCDとの間にフーセンからでる空気の層を作ると摩擦抵抗がほとんどなくなるんだね」
「あー。これってホバークラフトだ」
「えーホバークラフト作りたい!!」
IMG_8479s
CD(DVD)にストローと同じ穴をあけたキャップを接着剤ではってあります。
(最初金属ボンドで、さらにその上に木工用ボンドでおさえています)
フーセンはダイソー7インチ大のモノを使用して IMG_8486de
机の上でスタート CDが最初にもらった速さで走ります。
でもフーセンの空気がなくなると摩擦抵抗が大きくなってとまります。
そこで 「ダンプカーは重いからとまりにくいんだよ」
「軽自動車は動き出しやすく止まりやすいから・・」
「CDを二枚三枚と重ねたら重くなるね」
「変わった、よく走る」
「先生!8枚とか10枚重ねてやってもいいかな」

「CDにはたらく力がなくなると同じ速さで走ろうとするね。
それは重い方がその性格を強く持つんだよ」
70分

IMG_8412
使ったモータは中国製ギア付きモータ 新しくギアを使う必要ないので便利なんですが、
モータの軸穴がとても細くって車輪の軸材料が探しにくいのが難点です。
そこで考えました。
竹串で細いものが直径2.6mm、これがモータ軸として使えれば便利なので
モータの軸穴を2.6mmまで太くすることにしました。 IMG_8429
磁石でスイッチが入り、車が壁にぶつかると磁石がはずれて スイッチが切れる方式を
採用するために 磁石スイッチ(リードスイッチ)を回路の中に入れます。 IMG_8428
磁石スイッチはガラス製でとてもこわれやすいので、
熱変性チューブをスイッチに巻き付けておきます。
車体は工作が簡単で経費節減のため牛乳パックを使います。
電池ボックスやモータを箱の底に接着しなければならないので
牛乳パックのおもて面に大きな開口部を作ってもらいます。 IMG_8425
カッターナイフかデザインカッターナイフで切り取ります。
それでもモータや電池をもって箱の底に張り付ける作業がしにくければ
左右に切り込みを入れて開口部をさらに広げます。
(左右の切り込みは工作後にセロテープで閉じます) IMG_8431
両面テープで電池ボックスやモータを車体の底に張り付けて 車輪を付けます。
車輪を手作りするのもいいのですが、時間を節約したいのと安価にしたいので
プーリを使いましたが、同じプーリの数が調達できませんでした。 IMG_8422
直径4cm(緑)と直径3cm(赤)の二種類を併用することにしました。 IMG_8422
車輪の直径の差が車体の高低差を作り出したので、
車体が壁にぶつかったとき磁石がスイッチから転げ落ちて、
回路が閉じて車がストップする方式を採用することにして
磁石がうまく転がり落ちる「道」をタピオカストローで作ることにしました。 IMG_8423

出来上がった道=通路がこれです。
IMG_8417
左の方には車を動かさないときに磁石を置いておき場所を
箱の下にもう一個の磁石をはりつけて、磁気力でとどめています。 IMG_8414
壁にぶつかって磁石が転がり落ちて止まれば成功! IMG_8415

色紙を貼ったり、旗を立てたりして飾り付け。
IMG_8416
最後はどうして車が止まった時に磁石が落ちるのかを考えました。
「車と同じスピードで走ってたから」
「車にはブレーキがかかったけど、磁石にはブレーキがかからないんだね」
「だから車に乗る人はシートベルトしないといけないんだ」 IMG_8418
2時間

ナガシマスパーランドにあるUFOスライダーをまねしたおもちゃづくりで工作講座です。 IMG_8378
小学生対象ですから4つのステップに分けて進行していきました。

その1 (コンパスの使い方)
小学生が扱うコンパスはネジが緩んでいたり鉛筆が揺らいでいたりして
円を上手に描けないことがあるので、 まずコンパスの使い方の注意をしました。
(黒板参照)
IMG_8396
何度かやったことがある子はすんなり出来上がりましたが、
案の定半分まではうまく書けたのですが
残りの半分に移るときに手間取ってうまく書けない子が出ました。
「工作用紙を机に置いて、そのうえで色紙にしっかりと針を刺して」
「そうそういいね」
「最後の仕上げでうまくできないときは、針が動かないように工作用紙を回転させてみて」 IMG_8397
全員完成

その2
(円錐の紹介と製作)
「こんなふうに先がとんがってるのを”すい”、というよ」
「下がまん丸の円だったら”円すい”下が三角形なら”三角すい”」
「これは?」
IMG_8376s
「円すい」
「これをはさみで開くとどんな形になるかな?」
IMG_8382a
「どうかなあ?こんな感じ?」と半円を書いてくれました。
色紙の上に書かれた円に線を入れて、二つの円錐を作ってもらいました。
IMG_8374

IMG_8373
円が小さい”すい”と円が大きい”すい”の二つです。
(今回の工作で使う円錐は円がとても広いものです) IMG_8375

IMG_8398

IMG_8399

その3
(大きな円錐を作ってUFOスライダー工作)
早速四つ切工作用紙いっぱいに描かれた円錐の平面図(展開図)を手渡して切り取り
両面テープで大きな円錐を作ってもらいました。 image0sd

IMG_8400

IMG_8401
大きな円錐を支えるのがプラスチックどんぶり。
どんぶりに穴をあけ、鉄球の通り道にします。 image2nh

IMG_8403

IMG_8405
アルミ缶(ペットボトル)の側面に鉄球の通り道となる穴をあけ
それを支えるトイレットペーパー台を作り、
image1cd
それぞれをホットボンドでくっつけてタワーが完成。
円周の接戦方向から鉄球を円錐に落とし込んで出来上がり!
(円錐上部から鉄球が入る筒の入り口までの垂直距離が約7cmになるようにして) IMG_8406

IMG_8379

IMG_8380

うまく鉄球を落とすと、
円錐上で鉄球が20回前後の円運動(らせん運動)を繰り返し
ペットボトルからお皿の上に落ちて”カンカンコロコロ”と音を立てます。
UFOスライダーの完成です。
IMG_8381

参考:第一世代UFOスライダーの動画です。
球の回転面が工作用紙よりプラスティックのほうがよく滑りますね。

参考:ナガシマスパーランド・UFOスライダー

その4
(エンジンも電池もないのに鉄球が運動して落ちていくの?)
ナガシマスパーランドにあるジェットコースターの写真とからくり人形を見せて
「この小さな鉄球を地面から上にあげるだけで、エネルギーが鉄球にたまるんだよ」
「もっともっと高く上げると、ぎゅーとギューッと鉄球にエネルギーがたまって、
それで運動しながら落ちていくんだね」
IMG_8382ms

101257s
最後に人形の胴体から三個の鉄球をとりだして見せて
「鉄球にたまったエネルギーで動くけど、こんなに上手に動くなんてすごいね、からくりは」
2時間

前回のゲジゲジ君工作で使ったのが携帯用振動モータだったので
今回はモータの原理がわかる工作
「モータの基礎のきそ工作」と
「かんたん直流モータ工作」=クリップモータ」の二種類を作りました。 IMG_8185
その1「モータの基礎のきそ工作」
準備物はプラどんぶり、磁石、木製スタンド、回転軸、 IMG_8187
全員に各5個のフェライト磁石を配布したとたん、磁石遊びが始まりました。
「5この磁石前部にN極とS極を調べて文字を磁石の上にマーカーで書いて」
「今日は磁石船がないし」
「あっ、先生筆箱にこの前使った磁石が入ってて、NとSの文字が書いてあります」
「おお、それじゃこれをみんなが使って、NとSの文字を全部書き込んで」
「くっついたらNとS」
「くっつかなかったら同じ極だよ」
「できたらS極すべてに両面テープ貼ってね」 IMG_8189
もう何度も繰り返してるこの作業、全員が簡単にできました。
「じゃカップの周りに4個張り付けて」
「残った一個は丸棒の先に貼ってください」
「はやくできた子は机の上にあるシールをどんどん貼っていいよ」 IMG_8188

IMG_8191
次はどんぶりを支える木製スタンドを作りました。
用意した角材と平板をネジで固定します。
非力で最後のドライバー締めが不足な子も出ます。 IMG_8192
丸棒の先にも磁石をはりつけて完成です。

(この場合どんぶりの回転軸がとても重要です。軸に使用してるのはリベットです。
前もってリベットのフランジとシャフトを分離させて、
フランジの方をどんぶり中心にボンドで接着しておきます。
子供には当日シャフトを手渡し、差し込めば気持ちよく回転します)


「モータはいろんなものを動かすのに使われます」 IMG_8194
「磁石の力で観点が起こるのですが、回転する側の磁石とその外側の磁石の力で回転が起こるんです」 「おおまわったー」
「磁石を横に引っ張らないで、突く様にするんだよ」
「ぎゃくにかいてんしたー」


-------------------------------------- その2
かんたん「DCモータ」=「クリップモータ」



低学年が多いので、前もってクリップの曲げとコイルを作ってから始めました。 IMG_8186
すでに巻かれたコイルを配布し、
エナメルのはがし方を学びます。
紙箱の上でコイルの一方は半分はがし、もう一方は全部はがします。
(ここがDCモータの回転を保証する重要ポイントです) IMG_8193
次にクリップと電池、磁石をセロテープでとめます。
(これは誰にでも簡単にできます、磁石のNSは自由です)
両サイド磨かれたコイルを静かにクリップの上にのせればコイルが勢いよく回転します。 IMG_8197

注意点は
1.エナメル磨きがしっかり指示通り行われているか
2.コイルがうまく水平に保たれているか
3.電池が新しいか?
4.電池とクリップの接触
5.電池をもって、ゆっくりゆすってみると回転するきっかけができます
.
IMG_8198

IMG_8199
これでどの子もよく回るモータが完成します。
うごくおもちゃですから楽しいです。
一部コイル左右の磨きの違いを質問する子もいましたが。
「中高校生になったら、左右の磨き方の違いがきっと分かるようになるからね」
1.5時間

携帯用の振動モータを使って動く工作です。
以前購入した携帯用モータよりサイズ菓子遺作なって、

工作の準備はちょっと大変でした。
IMG_8122
小さなブラシの上に部品を載せるために、
ボタン電池を使ってたのでボタン電池ホールダーを使うことにしました。 IMG_8127
低学年の子が多いので、事前の準備には念を入れておいたつもりだったのですが、
スライドスイッチが接触不良、
ハンダがはずれちゃったなど若干のトラブルがありました。
でも出来上がった作品は不思議な動きをするために、
大いに楽しみ盛り上がることになりました。 IMG_8128
細いブラシではすぐに転倒してしまうので、
ブラシから太さ5mmの針金を床に向けて広げ、 転倒防止にしました。
(細い針金だからこそ手だけで細工ができます)
床と接触する場所にはビーズを入れる予定でしたが、
子供の中には「針金だけでいいよ」と 雪ぞりのスタイルにして楽しんでいました。
旗を立てて、ビーズもつけて勢ぞろい! IMG_8142

IMG_8143
事前準備工作が多くて短時間で完成したので
「振動モータ」を学びました。
まず誰もが知ってる「携帯のバイブ」
「スイッチを入れてみて」
「ブーンといってる」
「で、モータどこにあんの?」
IMG_8135
「お!見っけた」
「これうごいてんのかな」
「さわっていいかな」
「うごいてるわ」
「どうして振動(バイブ)になるのかな」
普通のモータを出して動かしてもらいました。 IMG_8124

IMG_8125
この形のモータを使ってる子はなんだか感じたようです。
「先っぽにおもりがついてる」
IMG_7167s
そこで普通のモータを使った「ゲジゲジ君」を見てもらいました。 IMG_8129
気づきにくかったですが 「先っぽが曲がってるかな」
そこで円盤型振動モータを分解したものを見てもらい、
それに電源を入れたのです。
IMG_8134
(分解してあっても電源を入れると半分円盤がブーンとよく回ってくれます)
「ぇ、も一回最初から見せて」
「そうか半分の円盤なんだ、たしかにブーンと振動してる」
最後は次の講座の予習として まずブラシレスモータ
(古いコンピュータ用のファン)を回して中身を見てもらい IMG_8137
次に工作用モータの分解したものを一人ずつ見てもらいました。 IMG_8133
「なかにはいってるのはなあに」
知ってる子が大声で「コイル」
ほかの子が「電磁石じゃない?」
おしまい。
次はモータの原理を学ぶ予定です。

1.5時間

用意したもの
IMG_7887
廃材の利用(床か壁板?)に細い針金2m以上、竹ひごなど
板には1-29番までの穴が開いていて、それを線で繋いでいく作業から開始。
「どんな迷路ができるかな?」
「こんなこと大好き」
IMG_7888
なかなか熱っぽく栓を引いていくと、迷路が見えてくる。
「定規がないから鉛筆をつかうよ」
「え--こんなとこで、こうさしてる」
「そこは立体交差にしたいんだね」
IMG_7889
イライラ棒工作の注意点と順序を話して工作へ。 IMG_7892
まず1-15番(迷路の半分外側)だけに竹ひごを立てていく。
かるく金槌でたたいて穴に差し込んでいく。 IMG_7890
やわらかい線なので子供たちには線を張りやすいが、
立体交差の部分はなかなかむつかしかったようです。
(一本の竹ひごの上と下二か所に線がむすばることになるのです)
線張りが完成したら電池ボックスとブザーをホットボンドで板につけて
電池マイナスからの線を針金にはんだ付けして出来上がりです。
「先生音が出ません」
「ブザーの白い紙をはずして」
「金属棒をやすりでみがいてくれる」と紙やすりを渡す。
「金属棒(鉄)がさびると電気を通さないからね」
「わー真っ黒に汚れちゃった」
教室はブザーの音でやかましいこと!
「ゲームの方法は減点方式です」
「迷路はわざと細くしてあるところがたくさんあるので、必ず接触してしまいます」
「気にせず進みます。20点満点からブザー音が一回鳴れば一点減点だよ」
最後に「この講座は工作だけの講座じゃなくサイエンス講座なのでしっかり聞いてね」と
電気回路のお話をしておしまい!
IMG_7892s
サイエンスを強調したら回路の部分を写真撮ったりノートに写したりしてました。
75分

小学生の電子工作をスタートしました。
まずははんだごての扱い方実習です。
黒板に道具と部品を書いておいて、
それを読んで教卓から道具・部品を集めて自席に戻ります。
そこで黒板の項目をひとつづつ読み上げて、
子どもたちは自席にある相当品をもって高く持ち上げて見せてもらいました。 IMG_7803
「あっ、それもってくるの忘れたー」
道具や部品の名前を確実に覚えていくためです。
実習なので一人一台、一つの道具や部品が整えられなくてはいけません。 IMG_7799
1.こての持ち方-鉛筆のように持つ
2.はんだする場所の金属を123と数えて温め
3.こてを接触させたままハンダをそっと触れて溶かします
4.絶対に多くのハンダをつけすぎないこと
5.ハンダごてに残ってるハンダは取り除いておくこと を注意事項として、
見本をしっかりと見てもらってから実習開始。 IMG_7800
実習1 「線と線をつなぐ」
右の線にハンダをつけ、
左の線にもはんだをつけて、
線が動かないようにクリップで留めおもりをかけます。
そして二本の線を平衡に置いてそっとなでるように(一筆書きのように)
ハンダごてを当てて出来上がり。
冷えた線の両端をテスターで導通試験をして完了。
団子状態になった子には修正の指導を行ってあげます。 IMG_7801
実習2 「スイッチを基盤につける」
基板用のスイッチは間隔が狭くとてもむつかしい作業かもしれません
1.しっかり温め
2.ハンダごてを立てる等にしてそこにハンダを載せます
3.出来上がったハンダの表面が光ってて、
円錐状に盛り上がっていれば成功
繰り返せば小学生でもだんだんとうまくなっていきます。 IMG_7802a
学生さんスタッフが丁寧な指導をしてくださってスムースに進みました。
75分

前回振動モータを使ったおもちゃ「ゲジゲジ君工作」につづいて、
モータの基礎を実感する工作講座です。
一人4個のフェライト磁石を配布しました。
「磁石のS極とN極を決めたいけどどうする?」
「磁石船でしらべる」
「今日はそれができないなあ」
「ころがしてみる」(机に鉄材があってこまった・・)
「ひもにつるせばいい」
「へーよく気が付いたね」
「このまえやったもん」
IMG_7377
「じゃ、四個の磁石を”くっつき””しりぞけあう”をつかってNSを決め、磁石に記入して」 IMG_7378
全員うまく記入できました。
早速磁石遊びする子もでて・・
IMG_7379
「じゃスチロールカップを配るので、その外側に三等分して磁石をはりつけて」
「カップの周りを三等分する方法は?」
「糸をつかってわけるかな」
「カップの真ん中に正三角形を書けば」
「全体で360度だから三でわると120度」
「三角定規がいるかな」 おおざっぱですが、
それぞれ思う方法で同じ磁石の極をカップの外側に三個の磁石をはりつけてもらった。
「この磁石付きのカップをバランスよく回転させるために軸が真ん中に必要だね」
「カップの中央に工作用紙を貼り付けて中心をさがす」
「線(弦)をかいて真上に線を伸ばしてふたつがまじわったところ」
「垂直二等分線というね」
「磁石がはりついてるから、うまく回転するかどうかは、
千枚通しの針で下から支えてうまくまらるところがいいかな」 IMG_7380
軸に用意されたリベットをさしこんで完成です。
「竹棒の先にフェライト磁石をはりつけて、
これでカップの磁石との”しりぞけあう”をつかってカップが回転すればモータができるね」 IMG_7381
「タイミングがむつかしいよ」
「竹棒の磁石を回さないで近づけると遠ざけるだけでカップが回転するように練習して」
なかなかこのタイミングがむつかしいです。
これを機械的に滑らかにできるようにしたのが本物のモータです。
テーマは「真ん中におかれた磁石を外側に置いた磁石で回転させるのがモータの基本だね」
「クリップモータもマブチモータも同じだね」

1.5時間

子どもたちには前もって工作キットが配られています。 IMG_7171
今回講座前の事前準備中子どもから
「ハンダがはずれてるとこがある」
「新しい電池だけどモータがうごいてくれない」
の声をもらって(前回講義のチェックにて)
郵送にて部品交換を行ってから、今回の講座になりました。 IMG_7173
とくにハンダがはずれちゃったというクレイムへの対応はオンラインでは無理だったのです。
オンライン工作なので、ほぼ完成品に近い状態でキットが送られているので
工作自体は短時間で終わりました。
IMG_7172
ボタン電池の+-の確認、
ボタン電池の電圧確認、
が終わって ボタン電池を接続してモータ駆動!
IMG_7179
足と旗の製作へ進みました。
工作キット配布時に工作手順のプリントが配られているので
画面から見にくいところも、
読み込む力のある子は難なく出来上がっていきます。
旗を三角形に切りそろえて
IMG_7186
足になる針金にビーズを入れて足を作っていきます。 IMG_7185
ビーズが床にさわって本体が倒れないようにして、
かつ旗を立てる針金を垂直に立ち上げます。
IMG_7187
画面から見ると、うまく動いたようです。
ぐるぐる回転ばかりする子や、
直線方向に走らせたい子は
来週から教室が始まるので、そこで修理を確約して
次の実験コーナーへ 振動モータが携帯に使われてるところを見てもらって IMG_7191s
どうして振動するのかを考えてもらいました。
よーくモータを観察すると”おもり”が目に留まります。
IMG_7167s
次はモータの原理実験です。

棒磁石でカップの周りについてる磁石を
「くっつきとしりぞけあう」で動かしていくのがモータなんだと
いう実感を持ってもらったら成功かな?
45分

週一回の実験工作を三回分用意しました。
テーマは
1.「磁石船をつくってあそぼう・磁石の集合!解散!」から磁化のしくみを学びます。
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2.携帯用のバイブに使われるモータを使って「ゲジゲジ君工作」から振動を学びます。 IMG_7171

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3.音の教材として「カエルの声工作」音ができるのは?音が大きくなるのは?の学習です。 IMG_7214

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すでに工作セットはそれぞれの家庭に届きました。
もちろん説明書付きです。
ズームで各家庭との映像確認も完了しました。
本番では丁寧な実験工作手順をパワーポイントで示しながら講義を行う予定です。



 

 

【準備】 〇13×34cmの板に迷路を作りその型をトレース紙に写す 
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〇トレース紙の型を材木の上に置いてドリルで3mmの穴をあける 
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〇用意できた板--写真下の二枚目板を子供たちに配布、写真下の一枚目は迷路図 IMG_7084

〇竹ひごを小中大の4種用意する--4cm、6cm、9cm、19cmの長さ 
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〇電池ボックス、ブザー、金棒をはんだ付けしたセット 
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----------------------------------講座開始
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大学生のサポートも入って始まりました。
まずすべての穴にボンドを詰めて、その上から竹ひごを差し込んでいきます。 IMG_7086

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はやいうちにボンド作業を行っておいて、
ボンドが固まって作業しやすいようにしました。
すべての竹ひごが穴に差し込まれてから鉛筆で迷路道筋を鉛筆で線描きして、
針金張り作業に間違いが起こりにくいようにしました。 
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針金作業は
「棒を抑えたまま、針金を竹ひごに巻き付け、ギューッと引っ張るんだ」
高学年だったので作業は順調に進みました。
サポート役の大学生にはんだ付けと電池ボックスの固定をやっていただきました。
竹ひごに針金が結ばれてる外側にボンドを塗り付けて、針金が緩まないようにして出来上がり。 IMG_7091
じょうずに完成させました。
迷路の道筋は一部立体交差していてかつとても狭い部分があって
なかなか楽しめる「イライラ棒」になりました。

 

回路を学んでおしまい

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以上75分

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板書の順序で講座は進みました。
東西南北の方角の確認。
磁石のN極とS極の退け合う場合や引き付けあう場合を二個の磁石で実感して、
磁石船を洗面器に浮かべます。
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北の方角を向いた磁石面にマーカーでNと書いてもらいます。
その裏面にはSの文字を入れて、
最後はお隣の人とNとNを合わせて間違いなく反発することを確かめてから工作に入りました。
工作用紙を筒にする作業がちょっと大変!
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二本の筒が内側と外側にうまく収まらなくちゃいけません。
しかも内筒の磁石をキツツキのくちばしの下につけた磁石とうえでくっつき、
下で離れるようにセットしなきゃいけないのです。
この実験機を使って三個の磁石の配置をマスターしてから工作は続きます。 f1e2533f-s

完成すればなかなか楽しい工作に仕上がります。
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最後はキツツキの生態についてのクイズをして終了です。
親子で工作とクイズはなかなか良い時間となりました。
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1.5時間

直径3mm、長さ1mの銅パイプをパイプカッターで28cmの長さに切ります。
それを写真のようにゆっくりと力をかけて、二重のリング型に整形します。 IMG_6857

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これがポンポン船のエンジン部分になるのです。 
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船体はアルミ板を船形に切り、金属ボンドとクリップを使って組み立てます。 IMG_6875
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アルミ板に千枚通しで穴をあける練習をしてもらってから
(ちょうど千枚通しの太さと銅パイプの太さが同じくらいなので)
船尾に二つの穴をあけて、そこに銅パイプエンジンを差し込んで、
これも金属ボンドで接着します。
5分硬化型接着剤なので、しばらく待つとしっかりと固定します。
最後は自分の作ったポンポン船の丈に合うようにローソクの背丈を調整して、 出来上がりですが・・・ 大事なことをし忘れてはポンポン船は動きません。
マッチでローソクに火をつける前にスポイトで銅管に水を満たしておかなければなりません。
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たらいに水を満たして船を浮かべローソクに火をつけると動き出します。 
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なぜポンポン船は動いてくれるのかを考えておしまいです。
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工作としては金属を扱う術を学びます。
また熱によって水がお湯にそして蒸気になって熱水を船外に吐き出す反動が船を動かす力になってるのを実感するのが目的でした。
動くおもちゃ作りは子供たちの満足度を高めてくれます。
1.5時間

熱実験工作 準備は
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黒板は
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すぐに羽づくり開始。
軽いアルミ箔羽根を作りたいので、
色紙で羽の作り方を練習しました。
大きな色紙でできた羽根
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こんなに大きな羽根なのに、手の熱ですこーし回るようです。
「あーまわったまわったー」
次は6㎝四方の色紙から小さな羽を作りました。
低学年の子は直角定規の使い方を教えながら大きな色紙に小さな正方形を描いて、
そこから小さな羽を大きな羽根と同じ形のものを作りました。 
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「さあ手の熱で羽根が回転するかな?」 
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最後はアルミ箔で羽根を数個作りました。
羽根の軸は、鉛筆、竹串、シャープペンシルの芯を使ってみました。
どれがいいのかは、各人が作った羽根の状況やセットの仕方などに応じて
変わるような気がしたのです。

「どうして回るの」
そこで小電球の上に立てた針金にそれぞれの羽根を載せて試してもらいました。
「わっ、電球熱いよ」
「オーめっちゃ回る」
「あっつい熱が上に上がってくんだ」
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「これと同じ原理で”まわり灯籠”ってのがあるんだけど」
「あれっ、これみたことある。おばあちゃんの・・」
「そう、法事やお葬式で使うんだね」
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「このまわり灯籠が回転するのはモーターを使ってるんじゃないんだね。
あったかい空気が上の方に上っていく熱風を使って絵が電灯の周りを回転する仕組みで、
今回みんなが作った熱風車と同じなんだね」
そこで三個の放射温度計(光温度計)を使って、
人間の額、頭、耳、手、のど、天井、床の温度を測ってもらいました。
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「天井の温度は」
「24度」
「床の温度は」
「20度」
「あったかい空気は上にたまってるんだ」

おまけの実験
トレース紙を配って、オカダンゴムシのプリントを配布しました。
ダンゴムシは子どもたちが幼少のころから遊んできたものでなじみが深いのです。
絵を書いてもらって掌に載せると
「あーまるまった」
「これも手の熱なの」
「これがね、手の湿気が関係してるんだね」
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子どもたちは人間が頭のうしろに手をおいている絵を書いて
「せんせい、腹筋するよ」
「私のは両手を挙げて前に屈伸するよ」
「めっちゃ長いものも,おれるように曲がるよ」

1.5時間
次のサイトを参考にさせていただきました
http://ppsirou.web.fc2.com/rika/handalfan.html

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<用意したもの>
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太めの竹串 長い竹ひごでその先を少し削っておきます 
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小と大のスチロール球
つまようじ
スーパーボール・ドリルで竹ひごの太さの穴をあけておきます
消しゴムを1×2cmに切って裏面に両面テープを貼っておきます
円形シール いろいろな工具と箒などの道具
<重心を考える>
レンチ、金槌、のこぎりなどの道具を水平に指一本で支えるようにしてもらい、
指で支えたところにシールを貼ってもらいます。
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それが「重心」だと教えます。
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長い竹ひごの両端にスーパーボールをつけて、
指一本で水平に支えてもらって、 重心を再確認します。
<小スチロールでヤジロベイ>
折り紙を半分に折り曲げて、45度を作ります。
45度の角度をうまく使って、スチロールの赤道線にスーパーボール付の竹串を差し込んで、
丸シールを使って、目と口を作れば出来上がりです。
細い棒の上や、カッターナイフの刃の上にのせて、一回りします。
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<大スチロール球でヤジロベイ>
小さなスチロール球より、誤差が大きくなって、
できたヤジロベイが大きく傾くことがあります。
バランスを考えて、スーパーボールを動かしたり、
ヤジロベイの足にしてるつまようじを短くしたりして調整します。 
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用意した消しゴム片を好きな場所に張り付けて、
どのように傾くかも調べました。
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最後に支点を教えます。
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そしてヤジロベイの重心を探す方法を考えて・・・
まとめは
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1時間

体育館で全校52名の虹実験工作でした。
体育館の暗幕が十分じゃないので、
前もって遮光率の高い農業用黒ビニールですべての窓を覆って頂きました。
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外からの光は全くもれず安心して講座に取り組めました。
(講座前日に学校の先生方に大変なご苦労をおかけしました)

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工作も実験も大いに楽しんでもらえたと思います。
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虫の嫌いな電球・虫の好きな電球がどっちかな?
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ネオンサインの色も面白い
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どんな色でも光の三原色でできてしまうのです。
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最後の記念撮影も!
ウイルスが世界に広がっているいま、子供たちはマスクとハッピーメガネの姿になっていました。
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今朝の伊賀盆地はとっても冷え込みました。
朝の景色は霜でまっ白。

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2時間

コンデンサー(キャパシタ―)を使った実験器の製作と実験IMG_6450
●電気二重層コンデンサー容量、1F、5.5V
●ユニバーサル基盤1枚(コネクター用の穴が二個開けてある)
●ソーラー用モーター1個
●白LED1個
●コネクター1個
●単三電池2個
●プロペラ製作用材木1個(モーターの軸穴があけてある)
各人に配布した部品は以上
<完成品>
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使用した道具は
●切り出し小刀
●ラジオペンチ
●ニッパー
●ビニールテープ
●テスター
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テスターの扱い方は前回「電気を通すモノさがし」で使っています。
今回のテスターの役割は電圧を測ることです。
電池一個の電圧を測って記録します。
1.40V、1.38V・・二つ目の電池の電圧もはかります。
「おんなじ1.33Vだ」
「じゃ次は電池をビニールテープで縦つなぎにして電圧をはかるよ」IMG_6460
「0.01ボルト少ない」
「ちょうどぴったりの値になった」
「電圧は足し算になってるね」
「直列接続というよ」
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「今日はこのあと何度か電圧を測るから、テスターはそのままにしておいてね」
モーターの軸につけるプロペラの製作へ
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段ボールを机の上に敷いて、
小刀を上方から下のほうに押すように羽を当てて、角材を削ってプロペラにします。
低学年にはちょっと力不足で手伝いをしましたが、
全員怪我なく完成させて色も付けました。
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早速モーターの軸にプロペラをセットして3.0Vの電池につないでもらいました。
「よーくまわるわ、涼しい風が来る」

「いよいよ基板に電気をためる道具(コンデンサー)をつけるよ」
「同じ基板にコネクター(プラグ)もはめ込んでください」
ハンダの作業は先生で行いました。
基板完成
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「電気をためるにはゆっくりと時間がかかるから100くらい数えて電気をためます」
「電池をはずしてから、モータをつけてみて」
「まわったまわった」
「次はLEDもつけてみて」
「ひかったよー」
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1.5時間

【準備】
<購入したもの>
CD二枚、ゴミ箱1、ゴムひも、市指定のごみ袋、布ひも、取っ手用材木、木ネジ
<前もって加工>
●CD二枚で一組、中央から同じ距離に5mm程度の穴を開けておく IMG_6139
●ゴミ箱の底面に直径10cm程度の穴を開けるために、
5mmのドリルで円周葯30個の穴を開ける
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●ゴムひも用の穴をゴミ箱側面に二個組計4個開ける(上下写真参考) IMG_6143
●取っ手用の木材切断(約3-4cm角) 長さ約10cm前後に切断 
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●取っ手をゴミ箱に固定するネジ穴を3個開ける(上写真)
●ゴムひも各1mに切断
●布ひも幅3cm位、長さ30cm位 以上
10名の子どもたちと製作開始 黒板に工作手順を書いて、黙読してから始めます。
工作道具が全員にいきわたらない場合は(ニッパーと金やすりが全員分ないから)
黒板工作手順の1と2を道具を分け合って同時進行しました。 
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ゴミ箱の底にあいている穴にニッパーをいれて切断し、金やすりでバリを削ります。
もうここから子供たちの顔は真剣そのもの。
はさみやカッターナイフを使う工作じゃないので必死!
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一方ゴミ袋を二枚のCDではさむ作業グループは 
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にまいのCDの間にゴミ袋を置いて、CDの穴をうまく重ねて、
その穴に布ひも(写真では紫色の布ひも)を通して、しっかりと二枚のCDを固定します。 IMG_6141
ゴミ袋に穴を開ける作業や、幅広の布ひもを通す作業は意外と大変です。 IMG_6142
三つ目の作業は持ち手(取っ手)をゴミ箱に取り付ける作業。
ドライバーで三本のネジをゴミ箱の中から箱の外にある取っ手にとめるのですが、
ゴミ箱が狭くって、大きなドライバーを使うことができません。
前もって、木製の取っ手の穴と、ゴミ箱の穴は位置がそろえてあるのですが、 やはり作業は難しかったようです。
次は1mのゴムひもを取り付ける作業へ 
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CD中央にゴムを固定し、
残りの4本をゴミ箱の口付近に開けられた二個一組の穴にしっかりとむすびつけます。
最後の作業はCDが取り付けられたごみ袋をゴミ箱に取り付ける作業です。
ゴミ箱の口より、ごみ袋の口が広すぎるので、
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ごみ袋の中央部分にマーカーで印をつけて、
ゴミ箱に貼られてる両面テープに袋の中央部分を貼り、
余ってる袋を、ゴミ箱周囲にそって、
空気漏れがないように(空気砲づくりではこれが大切)
折り曲げてテープで箱に貼り さらにビニールテープで空気漏れがおこらないように袋をしっかりと巻きつけて出来上がり
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できあがった強力空気砲で人の顔を狙ったり、
ローソクを消したり、机に建てた棒を風で倒したりして遊びました。

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1.5時間

二つの工作を作って音を学ぶ講座 2019-11-29 17.08.52
市販されてる音叉を各テーブルに配って、振動を与えた後、
耳におしあてて音を聞いてもらいました。
ピアノを学んでいる子も数名いるので、
「音叉の音は音階で何の音かわかるかな?」 4名が大きく手をあげて、
「ラの音だと思います」
すぐにキーボードのラの音を弾いてみて、その音であることをみんなに確認してもらいました。
最近はブラスバンドでもチューニング(音合わせ)の時に電子機器を使ってて、
このような音叉は使われなくなってることを話して、
「音楽は音が外れると不快になるんだね」とひとこと。 2019-11-29 21.40.45sjpg
ここから工作 番線を少し短く切っておくだけの準備でかんたん工作です。
(加藤さんから教わりました)
番線の中央丸くなってる部分に糸を巻くだけで音叉ができあがりました。 2019-11-29 18.01.58
市販されている音叉と同様、共鳴箱(板)がありませんから小さな音が聞こえるだけです。
そのため、番線につけた糸を伝ってくる音を耳におしあてて聞くのです。 2019-11-29 21.40.06
すると澄み切った音がとてもきれいに聞こえるのです。
こんなありきたりの鉄棒から澄み切った音が聞こえるので感動しました。 2019-11-29 18.02.07
子どもたちは、糸が服に触ったままで聞こえない
あるいは糸が顔に接触したままで聞こえない、などがおこりましたが、
「体を前にかがめて、糸と音叉がぶら下がってる状態で、音叉を振って机に当てるんだよ」
「聞こえた聞こえた」
「何の音だろう、さっきの音叉の音より低いなあ」 2019-11-29 18.03.32
キーボードをたたきながら、「これくらいの音かなあ」
しばし音を楽しみました。
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すぐに二番目の工作・紙コップと糸と松脂を使った「怪獣の声」へ
(中国蘇州を訪問した時、中国人が「猫の声」と言って販売していたのを真似ました) 2019-11-29 21.41.36
以前この工作をやった子が3人いたので、
今回は糸を細い細絹糸の束にしてみました。
(コップもしっかりしたものに変更して、工作しやすくしました)
色とりどりの絹糸を束ねて、結び目をコップの中に作り置きそれをガムテープでおさえます。
(焦って糸を引いてやけどしないように注意して)
用意した松脂粉の袋を手渡して、糸とゆびに松脂をしっかりとまぶし込みます。
指で糸を引くと、それはそれは大きな音が出ます。
「これが怪獣の声」
「わーやかましいよう」
細い一本の糸にして、「猫の鳴き声ができるよ」
最後に共鳴音叉
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音が乗り移る共鳴実験と違う音叉で唸りを聞き取ってもらいました。
1.5時間

作って競争して学んで楽しい「コマづくり講座」 KIMG2095
三つのコマづくりを用意してその中から自由に選んでコマを作ります。
1.100均カスタネット使用の擦りゴマ
2.CD(DVD)と軸に鉛筆を使ったすりごま
3.プラスチックコップと画鋲でつくる安定筒ゴマ
カスタネットゴマはうまくコマの軸を穴に入れて、
軸の先を滑らかにすれば簡単にできあがりです。
ぶれも少なく回しても気分良く回ってくれます。 2019-11-22 18.28.10
二つ目のCDゴマは工作らしいもので、
各所に工夫が必要なんです。
まず細長い工作用紙に両面テープを貼ります。
これをコマの軸にする鉛筆の下方に巻きつけていきます。 2019-11-24 11.28.41s
力強く巻きつけないと、軸と工作用紙の間がゆるくなって、
軸の空回りの原因になります。
小さなお子さんの場合紙の締め付けが弱くなってしまう場合が多いので、
CDに差し込んでから、ホットボンドでしっかりと各所固定します。 2019-11-22 18.28.27
この際に注意すべきことは、軸とCD板が垂直になっているかどうかを、
子供たちと細目で軸を回転しながら、垂直を確かめる必要があります。
これさえ守ればほとんどの作品はうまく回ってくれるはずです。 2019-11-22 18.28.17
CDに絵を描いたりデザインを施すとまた楽しいです。
三つ目のコマは、プラスチックコップをつかったコマです。
コップの底が上に来るため重心が下がって、ゆっくりですが、長時間まわってくれます。 2019-11-24 11.45.34.spg
コップに画鋲をさしこんでコマの軸にするより、
角材の上端に昔の画鋲をホットボンドではりつけて、
その軸の上にコップをそっと置いてゆっくり回転させるとよく回ります。 2019-11-24 11.53.54s








コマ回し競争の後でジャイロ効果実験でした。
「まわってるコマはいつも親の意見にイヤダイヤダという子供のような性格を持ってるんだね
どうすればコマがよく回るか皆で出し合いました。
2019-11-22 19.18.59

1.5時間

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