四月の花はなんといってもさくらが一番
校庭(旧多度西小)の桜の枝を一本頂いて教材にさせていただきました。
板書はこんなふうに書いて、
端に唱歌「さくらさくら」の歌詞を書いてみましたが・・ 
(唱歌は子供たちになじみがありませんでしたので森山直太朗のさくらをユウチューブで聞いてから)
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ルーペを渡して使い方を説明し、まず自分の手のひらを覗いてもらいました。
大きく拡大された手の指紋が浮き上がって見えて
こんなことで「わーすごーい」の声が。
今年お花見に出かけたかどうかを尋ねて、
みんなの意識がいっぱいさくらが咲いてるイメージをあっぷしてから質問。
「桜の花びらは何枚?」
4枚。5枚。それ以上。
それぞれ手を挙げてもらってから本物のさくらの花を手渡します。 
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「じょうずに花びらをはずして、ノートの上においてね」
次は「おしべは何本くらいあるのかな」
「大きいのもちいさいのもあるけど」
「先に花粉がついてるよ」 20本くらい、30本くらい、・・
正確な数字で表さないで 「おしべはたくさんあるよね」
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「花をやさしく半分に分けて、めしべをとりだしてね」
「おしべの真ん中にひときわ背の高くおしべとは違うめしべをとりだしてルーペで眺めて」
「そうそうめしべの下にふっくらとしたものがあるね」
「子房といってるよ」
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プリントを手渡して、桜の花をしっかりと学んでいくのです。
「ここにナッツが三種類あります。ピスタチオ、アーモンド、クルミ、これらを一つ一つかみしめながら次の質問を考えてみよう」
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(ナッツアレルギーの子には食べさせないようにして)
おいしさの一番人気はピスタチオ、二番がアーモンドでしたが・・
「さてこの中の一つが桜と同じ仲間だといわれてます。どれでしょう?」
だれも正解できなかったのですが
「答えはアーモンド、
アーモンドの花は写真の一番右でピスタチオは真ん中の写真です」
「桜もアーモンドも同じバラ科になるんだね」
「花はどういう役割カナ?」
「虫が花粉を集める」
「それも大事だが、花は花粉を上げる代わりに、虫によって花粉をめしべにくっつけてもらって種=子孫を作るんだね」
「めしべの下の膨らんだところが種になるんだね」
「今日持ってきた桜はソメイヨシノっていうんだけど桜の実がなってるのを見たことないよね」
「でもサクランボって食べたことあるね」
「ソメイヨシノとは違うさくらは実をつけてサクランボができるけどね」
「サクランボは実をたべて種の部分は食べませんね」
「さっきのナッツは実の部分を食べないで種の中に入ってるものを食べるんだよ」
「仁といってるけど」 プリント二枚目を配ってソメイヨシノに実ができないお話をして 
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残りの時間は花のスケッチをトレース紙に書いてもらいました。
うまく書けない低学年の子は見本を下に置いて、
トレース紙に写してもらいました。

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最後に花びらなどバラバラにした標本をうまくノートにはさんでもらい
「しっかり挟んで重しをかければいい標本ができるよ」
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1.5時間