アルコールランプとおたまを玉を使ってべっこう飴を作りました。
まずはマッチの擦り方、アルコールランプのつけ方消し方を学ぶところからスタートしました。
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おたまに砂糖をいれて、浸すほどに水を加え、ゆっくりと熱していきます。
熱していくと砂糖が薄茶色になっていくときを見計らって、
アルミのカップに注いで冷やすと出来上がりです。

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じょうずに出来上がりました。
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ようじを差し込んで冷やすと「ぺろぺろキャンディ」のようになって楽しいです。
二個、三個とつくる早業の子も!
中には「先生、時間がたっても固まってきません」
これは熱し方が足りなかったから。
「これってちょっと苦みがある」
これは熱しすぎたと思われます。
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べっこう飴の次はカルメ焼きに挑戦です。
砂糖が水と熱によって果糖とブドウ糖に変化するから砂糖以上に甘くなるのですが、
カルメ焼きは重曹(炭酸水素ナトリウム-卵の白身入り)を加えることによって、
炭酸ガスを出させて、ふくらましお菓子に仕上げるのです。
これも熱し方が微妙にむつかしいため、
200度の温度計を用意して、お鍋で熱しながら(この場合卓上ガスコンロ)、
125度に到達したら紙コップに入れて重曹を少しつけたお箸を突っ込んで
かき回すと・・・しばらくして突如膨らみ始めカルメ焼きの完成です。
この温度管理やかき混ぜはなかなかそろわなくって、
失敗する子がでました。
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べっこう飴もカルメ焼きもともに甘すぎて、今の子供たちには
「もう甘すぎる」だって!
しかし今回はアルコールランプやガスコンロで熱することや温度管理、
また冷やすことを通じて化学実験の手法を学んだように思います。
黒板に書いた説明を読んで板書するだけだったのですが、
「先生今日学校の家庭科の時間で勉強したことが書いてある」
「三大栄養素って勉強したばっかりだよ」
「お砂糖の話も聞いたよ、復習になるね」
黒板の空欄には適切な言葉が入れられていきました。
板書は
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2時間