科学サークル大黒屋 その2

三重県理科の教科研究や地域での科学ボランティアを行うサークルです。科学教育協議会会員が中心となって会を運営しています。教科研究、実験工作交換会、理科の出張授業、地域工作教室など「何でもやってみよう」の精神で活動しています。現在大黒屋は「県生涯学習センター」など各地公民館でサイエンス講座をしています。ホームページはここ!http://www.mecha.ne.jp/~hitoshijin/ 質問,連絡は sci.daikokuya■gmail.com まで(メールの際は■を@に置き換えてください)

2020年05月

子どもたちには前もって工作キットが配られています。 IMG_7171
今回講座前の事前準備中子どもから
「ハンダがはずれてるとこがある」
「新しい電池だけどモータがうごいてくれない」
の声をもらって(前回講義のチェックにて)
郵送にて部品交換を行ってから、今回の講座になりました。 IMG_7173
とくにハンダがはずれちゃったというクレイムへの対応はオンラインでは無理だったのです。
オンライン工作なので、ほぼ完成品に近い状態でキットが送られているので
工作自体は短時間で終わりました。
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ボタン電池の+-の確認、
ボタン電池の電圧確認、
が終わって ボタン電池を接続してモータ駆動!
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足と旗の製作へ進みました。
工作キット配布時に工作手順のプリントが配られているので
画面から見にくいところも、
読み込む力のある子は難なく出来上がっていきます。
旗を三角形に切りそろえて
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足になる針金にビーズを入れて足を作っていきます。 IMG_7185
ビーズが床にさわって本体が倒れないようにして、
かつ旗を立てる針金を垂直に立ち上げます。
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画面から見ると、うまく動いたようです。
ぐるぐる回転ばかりする子や、
直線方向に走らせたい子は
来週から教室が始まるので、そこで修理を確約して
次の実験コーナーへ 振動モータが携帯に使われてるところを見てもらって IMG_7191s
どうして振動するのかを考えてもらいました。
よーくモータを観察すると”おもり”が目に留まります。
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次はモータの原理実験です。

棒磁石でカップの周りについてる磁石を
「くっつきとしりぞけあう」で動かしていくのがモータなんだと
いう実感を持ってもらったら成功かな?
45分

オンライン工作講座「カエルの声」
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前もって受講者には工作キットが配布されています。 IMG_7200
透明カップ、
竹串、
キャップ、
0.1mm銅板、
カエルのプリント
かんたん格安工作になっています。
竹串にキャップ一個を刺してしてもらいます。
(キャップには前もって穴があけてあります)
竹串の先がとがっているのでケガしないよう注意喚起します。 IMG_7202
次は細いストローを透明カップにねじるように差し込みます。
左の穴から左の穴に差し込むと入りやすいようになっています。 IMG_7209
カップの中のストロー中央部を2cmほどカットして取り除き
そこに竹串を通しつつ、カップ中央部にもう一個のキャップを取り付けます。 IMG_7214
配られている銅板を下のようにカットしてコップの切り込みに差し込んで出来上がりです。 IMG_7211
キャップのギザギザと銅板とがこすれあって、音がでます。
カエルの形に紙を切って貼れば、
何かしらカエルの声のように聞こえなくもないです。
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質問と話し合いのコーナーへ
〇カエルの声ができたのは、なにとなにがさわったから?
〇どうして音になるのかな? 〇回転を速くしたり遅くしてみると?
〇カップに水を入れて水量を変えてみると?
〇音が大きく聞こえるのはなぜ?
〇いままでにカエルが鳴いてるところを見たことがあるかな?
〇本物のカエルはどんなふうに声をだしてるのかな?
音が出る原因は工作の中で実践的に皆が理解できてました。
カップに水を入れて音が変化する実験もしたのですが、
高くなる子や低くなる子がいて定まらず持ち越しとなりました。
家の近くに田んぼがある子が多くいて、
カエルの生態には折に触れて体験談が出されました。
「もう鳴いてるよ」
「めっちゃやかましい」
「ほおが膨らんでるのをみたことがある」・・
バイバーイ
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45分

ズームを使ってオンライン実験講座でした IMG_2088

【準備】
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実験キットと説明書は事前に子供たちに渡ってる
各家庭とオンライン接続の確認は済ましてる
当日のトラブル対処のため、「スマホ」を横に置いて対応
子ども以外に大学生スタッフが参加して状況を把握した
「ZOOM画面共有」で「動画」はむつかしいので「移動可能カメラ」を用意
説明の追加にパネルを数枚用意
【実験講座】
「磁石船」 それぞれコインを用意(500、100、50、10、5、1円玉)して IMG_7153s
キットの中に入ってるフェライト磁石でくっつくコインを探してもらいました。
「みんなくっつかん」
近くの文具ハサミ、ナイフなども磁石にくっつくかどうか試してもらった。
「はさみはくっついた」「ナイフも」 「ステンレスがくっついた」
「18-8高級なステンレスはくっつかないことも後で調べて!」 IMG_7141
二個の磁石で「くっつき」と「しりぞけあう」を確認して
「NとSがある」「だよね、どっちがNでどっちがSかわかるかな?」 IMG_7140

磁石船の実験
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自分で用意した洗面器に水をはって、
磁石船を浮かべると船は南北に停止
北を向いてる磁石面にNの文字をマーカーで書いてもらい
二個の磁石計4面にNかSの文字を入れてもらいました。
【磁石針をつくる】
オフィスピン10本、フェライト磁石2個重ねを用意して、
針を一本一本丁寧に何度もN極で同じ方向にこすってもらい、
小さなスチロール球に刺して水に浮かべてもらいました。 IMG_7273
今回の講座の最大の山場なので、
ゆっくりと時間をかけて全員が揃うまで待ちました。
「水に入れたあと二本の針が抱き合うようにくっついてしまったら失敗なので二本とも外に出してやり直してください」とテレビ場面に向かって何度も訴えかけました。
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水を使った実験なので、子供たちの様子は画面からほとんど見ることができません。 IMG_2088g
画面にこの写真(スライド)を映して、
「このように10本うまく広がれば成功だよ」
細かな作業で時間は結構かかりましたが、
全員そろって次の実験へ
【磁石針フロートの集合!解散!】
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強い磁石で針を集めて針集合!
強い磁石を遠くには慣れさせると、針解散!
この動作を皆で繰り返してもらいました。
中には磁石を使って針を束ねてぐるぐる遊泳させる子も・・。
最後は質問コーナーから・・
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用意したパネル
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45分

週一回の実験工作を三回分用意しました。
テーマは
1.「磁石船をつくってあそぼう・磁石の集合!解散!」から磁化のしくみを学びます。
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2.携帯用のバイブに使われるモータを使って「ゲジゲジ君工作」から振動を学びます。 IMG_7171

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3.音の教材として「カエルの声工作」音ができるのは?音が大きくなるのは?の学習です。 IMG_7214

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すでに工作セットはそれぞれの家庭に届きました。
もちろん説明書付きです。
ズームで各家庭との映像確認も完了しました。
本番では丁寧な実験工作手順をパワーポイントで示しながら講義を行う予定です。



 

 

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