太陽観察メガネ工作の目的は二つ
1.2019年12月26日の日食観察のため
2.直視できない太陽の光球をみてみること
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東急ハンズで買い求めた「カナセライト」という太陽かんさつ専用のアクリル板を使いました。
節約のため大きなアクリル板を小さく切り分けてメガネサイズにしました。
工作用紙の上にめがねに型紙を置いて、
カナセライトの大きさを型紙の上に描いて、工作用紙をひりぬき、
そこにカナセライトをセロテープでしっかりと固定して、光が漏れてこないように確認します。 2019-09-06 18.15.17
できあがったメガネの表面にお好みの色をぬったりデザインを施したりして、
マイメガネに仕上げます。
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講座中に太陽を観察できなかったため、
太陽光線の代用として、1W高輝度LEDの光を用意して、みてもらいました。 2019-09-06 18.21.31
この光は直視することができない強烈な光線だが、
このメガネを通して見ると、LEDの光ってる部分をきれいに見ることができるのです。 IMG_1518
太陽を直接見るとこのように光球を見ることができるから好天の時にぜひ観察してもらいたいね。
三重大学の先生からお借りした太陽の写真(Hαのフィルター使用)を見せて、
太陽は水爆のようなすい勢いで燃えてる星なんだよと話をしました。 2019-09-06 17.23.14
次の工作は日時計。
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日時計工作の目的は
1.時間を知るための時計というより、太陽光によって光の影が、
時間によってあるいは四季の変化によってどのように半化していくのかを知り、
そこから太陽の動きを考えるきっかけにしたいという思いからです。
また多くの日時計は実施する場所の緯度を考慮して、
日時計板を緯度に合わせて傾けることが多いが、
今回はそのようなことをせず、水平面に一本の棒を立てるだけの簡単工作にしています。
まず平面上に一本の棒を立てて、先ほどのLEDで棒の影をみんなに見てもらいました。
 「ほら短い影だね」
「この場合は影がながいね」
「影の場所も変わっていくよ」・・・
「影が短い長いって変わるのはなぜ?」
「影が右や左に変化するのはなぜ?」
日常から影を見慣れてる子供たちの多くはすぐにピンときて 2019-09-06 13.49.24
「短い場合は真上に太陽があるときで、長い場合は太陽が沈みかかってるころだ」
「太陽の影は一日の時間が変わっても、春夏秋と式が変わっても変化するから、これから自分で観察してほしいな」と
前もって観察した記録を見せました。 IMG_1530s
「円盤のメモリに前もって時間を記入するんじゃなく、
好天時に自分で影を確認して、自宅の時計の時刻を記入するんだよ」
「するとおよそ1ヶ月くらいはこの時間で太陽が動くから日時計になるけど」
「ずれが大きくなったらまた新しい用紙を置いて、南北を合わせ、水平を合わせて、太陽の影を観察するんだよ」
「一年間通して観察できる子は、円盤の用紙を12枚持ち帰ってね」
シールをはって出来上がり、これからの観察を待つとしよう。 2019-09-06 19.14.09

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1.5時間